4月はもうすぐ終わりですね。会社に入った新入社員のみなさんもやっと慣れてきた頃でしょうか。
さて、組織論の研究では上司と新人の相関関係について面白い結果が出ています。
上司の質が高い場合と質が低い場合。
それに、新人の質が高い場合と低い場合を組み合わせますと、4つの「組み合わせ」ができますね。
それで生産性の高いものから順に「組み合わせ」を並べると次のようになります。
1.上司の質が高く、新人の質も高い
2.上司の質が高く、新人の質は低い
3.上司の質が低く、新人の質も低い
4.上司の質が低く、新人の質は高い
意外にも、上司も新人も質が低い組み合わせが一番生産性が低いわけではないんですね。
上司も新人も仕事はできないかもしれませんが、積極的に会社を倒産させるような大きな事も起こさないのでしょう。
ところが、4番目のケースでは、上司の質が低く、新人の質が高いと、組織が乱れるのですね。
新人が上司を無能に思ったり、言うことを聞かなくなったりします。
こうなると組織機能がおかしくなり、会社を危うくするような事にもなりかねないのですね。
(私も若い頃は傲慢でしたので、反省することばかりです。m(_ _)m ごめんなさい。。。)
まぁ、結局は上司の質が高ければ“良い”ってことです。
例え新人の質が高くても、低くても何とかなるってことですね。
この組織論の研究は上司と新人の組み合わせですが、「経営者と部下」でも、「経営幹部と中間管理職者」でも、「監督職と一般職」でも、結果は同じだと思います。
役職の高い人ほど自己研鑽をすることが、会社が発展するツボだということですね。
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