どうも、こんばんは!つながるうさぎ


太宰治さんの、「トカトントン」
という作品が、自分の中にそろりとある
なんとも言えなかった感情を
ありのままに代弁してくれているような
気がして、感動しました。


簡単に説明すると主人公は、一回、
よし、やるぞ〜!!と思ったことにも、
「トカトントン」と言う音が聞こえた
瞬間、興味、やる気をなくしてしまうのです。


私にもそんな事がありました。
私は一度興味を持ったら自分が満足
するまで、そのことについての知識や
情報を集め、自分なりにまとめます。
しかし時々、それがあるのです。
ある瞬間から(トカトントンは聞こえませんが笑)
興ざめしてしまうのです。
理由は分かりません。
多分、こんなことして意味あるのか、
という感じで、その事に対しての
意味や価値を疑い始めるのだと思います。(よくわからないけど)
そうなればもうおしまい。
先程まで燃えあがっていた感情、興味など
全てがサーーっと消えて行くのです。


なんて厄介なやつ。
私の関心や興味は拐われるのです。
こんなこと、自分だけだろうと
思っていたのですが、
太宰さんの「トカトントン」はまさに
この話で、もしかすると、
私のような人は結構いるのでは?と思いました笑
「人間失格」が、誰の心にもすんなり
入る、共感を生んだように、
この「トカトントン」なるものも、
人々の暮らしの中に、ひそりと
忍んでいるのかなと思いました。