今回は時価総額ランキング第3位の「Tether(USDT)」=「テザー」について書かせていただきます。

 

Tether Limited社が運営する「ペッグ通貨」です。

 

ペッグ通貨とは、別の通貨の価値と連動させることを目的とした通貨で、テザー(USDT)は米ドルに連動していることが特徴です。

1ドル(USD)がおおよそ1USDTになるように固定されていることだ。発行したテザー(USDT)とTether Limited社が所持している米ドルを同量にすることで、価値が保たれる仕組みとなっています。

 

そのため、価格が変動しにくく安定しているが、投資対象にはなりづらいと言えるでしょう。投資目的として、所持するのではなく仮想通貨市場の基軸通貨という位置づけで考えられています。

 

価格が変動しにくい安心感があるため、ほかの仮想通貨で出た利益をいったん確定したいときなどに、そのコインをテザー(USDT)に交換するといった使い方をされます。

 

もう1つの特徴としては、マルチシグとスマートコントラクトが実装されていることです。

マルチシグとは仮想通貨へのアクセスに必要なパスワードを複数することでセキュリティを高める対策のことです。

スマートコントラクトとは、自動で契約できる技術です。スマートコントラクトが実装されると、ブロックチェーン上に取引内容を改ざんできないような状態で書き込み、その契約を証明するというシステムになります。

ユーザーメリットとしては、第三者が仲介することがなくなるので、余計な手数料がかからないことが考えられるでしょう。

 

Tether Limited社が常に安定した運営をすることが条件とはなりますが、ペッグ通貨として今後とも活躍しそうですね!

 

ご覧いただきありがとうございます。

次回は「Binance Coin」について書かせていただきます。