エスコートナースとドクターの手配が完了し
一気に退院モードになりました。

イタリア人ヘルパー、看護師の態度も
入院当初のようなことはなくなりました。
これはお国柄だと
マサルさんを見て学び、
わたしの精神状態も落ち着いてきました。

いよいよ退院です。

エスコートナースとドクターは
2人とも女性で
ナースは飛行機の中でも
テキパキと
母をケアしてくれました。


帰国後

歩けなくなっていた母も
一ヶ月の入院と
3ヶ月弱の老健施設への入所で
元通りとはいかないまでも
歩行できるようになりました。

老健施設から自宅に戻る日は
「おめでたいことなんだけど、
会えなくなるのは寂しい。」と
エレベーター前で
スタッフの皆さんが涙目になって
送ってくれました。

日本の医療、介護は有難い。

しかしながら、
イタリアの病院の人々に
お世話になったことは確かで
看護してくれたことに心から感謝しています。

私自身が文化の違いに
ついていけていなかったことも
大いにあり
未熟だなと反省もしました。

きっとあの時出会った医師、看護師、ヘルパーは
今、当時の比ではない状況にあるでしょう。

ただでさえマンパワー不足だったのに
疲弊しているのではないかと。

昔取材でイタリアに行ったときに
出会った人々も大丈夫だろうか。

イタリアには
楽しい思い出もたくさんあります。

とにかくみんなが元気でいて欲しい。

そしてまた、
活気あるイタリアの復活を願います。


〈追記〉
そうそう。
入院費がまとまった金額になったこともあり
カード会社から
「医療通訳をつけますか?」
と言われたので
オプションでお願いしました。

退院の日。

医療通訳として病院にやってきたのは、

なんと、

マサルさん😳‼️

確か、造形作家では⁉️
「まあ頼まれたら
こういう仕事もしてるんです。
映画のロケ地のコーディネートも
したことありますよ😊」

予想外の展開…

最後の最後まで
マサルさんにお世話になりました。
有難うございました!