部屋の中は、やっぱりこまるの
思い出でいっぱい

部屋に入ればまずこまるが
部屋のどこにいるのか確認したのに
今はそれもない
こまるは徐々に徐々に行動範囲が
広がって、わがまま言ってどんどん
お部屋がこまる仕様になって
いつしかずっと部屋を自由に使える
部屋飼いになってたおねがい




こまるは、わがままでやきもちやきだから
おやつの時は
こもぎに先におやつを渡すと
すごく怒ってたね
こもぎを撫でていると
家政婦はミタばりに
こまるは張り付いてずっと監視してたね笑


ミタさん、ミタさんって呼んだりして
すごく楽しかった
やきもちやきだなあって
すごくかわいかった。


こまるはもう居ないのに
リモコンは裏返しにするし
バッグや紙袋は床に置かないし
ティッシュや紙類はとりあえず
捨てるか隠すし
洋服広げれば飛んで走ってくるから
すぐに畳んでしまって
充電器の線は物の上を通していて
とっても不便なまま使ってて


そんな些細な自分の行動に気づいて
こまるにはもっと色々してあげたかったけど
こまるを意識した生活は
常に出来てたんだなって思いました

それと同時にわたしの部屋での動きはすべて
こまるが中心でこまるのためで
こまるありきのこの部屋だったんだなって


なんでもない時に
ふと足元に飛び出てくるこまるが居ない
危ないと言いながらよけて歩く
こまるがいない
お腹の上にふと乗ってくるこまるが居ない
牧草がばら撒かれた床を
掃除する手間もない
とっちを追いかけっこするこまるが居ない



こまるはどこにいる?
こまる、そんなさきちゃんを今
どこから見てるの


ジワジワと何度も何度も目に涙がたまります。


こんなに悲しいのにこんなに苦しいのに
時間は待ってくれなくて
こまるが居なくなってから何日も
日が経っていく
悲しみがまだまだ続いてるのに
日常はどんどん動いてて
泣いてる時間が無くなっていく
私にはこもぎやとっち、外の猫の
お世話もある。
そして明日からまた仕事もはじまって
日常が進んでいく
こまるだけがいない

こまるだけがふと
居なくなった

気持ちがついていけない
ふと息が苦しくなる
でもこまるが悲しむよってそうみんなに
言われる言葉を思い出す

その繰り返し


ごめんなさい
なんだか前を向いたりひたすらに泣いたり
自分でじぶんが難しい。




綺麗にしたお皿とトイレ
ここにもうこまるのために
何かを入れることはないんだね





こまる


とてもあいたい