🔷質問4
BGMがあった方が勉強できることはありますか?
あります。無音だと落ち着かない子もいれば、カフェの雑音のようなホワイトノイズがある方が集中しやすい子もいて、心地よい環境は本当に人それぞれです。
最近は「学びのユニバーサルデザイン」という考え方の中でも、子ども自身が環境を調整できることが大切にされています。たとえば、ヘッドホンやノイズキャンセリングを使ったり、静かな別室へ移動したり、「自分に合う方法」を選べることで、安心して力を発揮しやすくなります。
大切なのは、「みんなと同じ方法に耐えられるようにすること」だけではなく、その子自身が力を発揮しやすい環境を見つけ、調整していくことなのかもしれません。
※(これはポレポレの竹内からの提案です)
ラクノオトというサイトにて、いろんな種類の環境音を聞くことができます。無音だと落ち着かない場合は、こういったものを試すこともできます。
https://amix-design.com/tl/tool-chill/
🔷質問5
最近は、子どもが悩みを抱えたとき、AIに相談する場面も増えてきています。親の役割は減ってしまいますか?
親はその時々で気持ちの波がある一方、AIは感情に左右されず、いつでも否定せずに話を聞いてくれます。そのため、「ただ話を聞いてほしい」「気持ちを受け止めてほしい」という場面では、AIが子どもにとって大切な相談相手になることもあり得ます。
AIに頼ることへの不安もあります。いつも肯定的に返してくれることで、思い込みが強くなったり、偏った考えに入り込んでしまうリスクもゼロではありません。ただ、やめさせることは、子どもの支えを奪ってしまうことにもなりかねません。
その一方で、AIにはできないこともあります。AIは確率に基づいて返答しますが、人間は時に理屈ではない感覚で動き、その偶然が人生を支えることもあります。
これから先、親の“出番”は以前より減っていくのかもしれませんが、それは親としての価値が下がるということではありません。本当に苦しい時や、大事な場面で支えになるのは、やはり人と人との関係です。普段の役割が変わっても、「ここぞ」という時に寄り添える存在であることは、これからも変わらず大切なのだと思います。
🔷質問6
不登校を経験した子ども、通級の提案は拒否している。どうしたら?
本人が強く拒んでいる時には、やはり何か理由があるのだろう、という視点が大切です。
「不安が強い」など、本人がうまく言葉にできないものかもしれません。もちろん、私でも軽く誘ったりはするでしょうが、拒否した時には、受け止め、無理に押し進めず、まずは本人が安心できる状態を大切にしてほしいです。
🔷質問7
不登校の兄弟がいる家庭。「なんで〇〇ちゃんだけ休めるの?」「ずるい」という気持ちが、他の子から出てくる。どうしたら?
「ずるい」という一言の中には、自分だって学校は大変なのに頑張って行っている。お母さんやお父さんともっと過ごしたい。自分も甘えたい。そんな色々な感情が重なって表れているのかもしれません。
下の子が感じるモヤモヤや葛藤も、とても自然な反応です。だからこそ、「良くない感情」として消そうとするより、「そう感じるのも当然だよね」と、まずは安心して言える関係が大切なのかもしれません。
以上です。
全体を通して何度も言っていて、心に残っているのは「無理はしない」でした。
最後に参加した方からの感想、たくさんいただきました。
皆さんの言葉とても熱く、印象に残った話がたくさんあったようでした。
参加してくださった皆さん、会場設営などたくさん手伝っていただき、ありがとうございました!
そして、川俣さん。今回もとてもよいお話、そして質問へのあたたかい回答、ありがとうございました。
このレポート、まとめながら、「親ができることはまだある」と、応援してもらった気持ちになりました。

