こんにちは。こまらん塾代表の山本です。
おひさしぶりのブログ更新となります。
2か月前、私の駒澤大学文学部心理学科時代のゼミの先生である
八巻 秀 教授が、急逝しました。
私が八巻先生を知ったのは、高校2年の時に参加した、駒大のオープンキャンパス。
心理学科の模擬授業で「課題の分離(アドラー心理学)」の話をされており、
当時人間関係に悩んでいた私は
その内容に衝撃を受け、
高2夏の段階で駒大の受験を決めていました。
その後、夜間定時制から独学で駒大心理に合格し、入学。
1年生~4年生までずっと、八巻先生の授業を受講しており、
毎回1番前の席で、われながら熱心に聴いていたと思います。
2年の春、心理学科の園遊会で初めて八巻先生とじっくりお話しでき、
3年からは希望通り、八巻ゼミに所属。
浦霞(日本酒)の味、伊豆合宿の露天風呂から見た星空。
いまも脳裏に焼き付いています。
ほんとうは大学院に行きたかった私、
八巻先生は応援してくれていたのですが、
経済的理由もあって進学を断念。
その後、4年にあがる直前で新型コロナウイルス感染拡大。
卒業論文の作成に伴うインタビューも、
オンラインで行なわれました。
八巻先生からの言葉で最も印象的だったもの。
「相手の関心に、関心を持ちなさい」
いま、こまらん塾代表として日々の業務を行う中でも、プライベートの時でも、
この言葉がよく思い出されます。
先日、東京・立川で八巻先生を偲ぶ会に参加した際、
その参加者は約150名だったとのこと。
これだけ多くの人が集まったのは、
きっと八巻先生自身が
「相手の関心に、関心を持ち続けたから」だと
私は思っています。
八巻先生の公式サイトには、執筆した論文や専門書など、
数多くの功績が残されています。
そして、卒業生の1人である私が
その功績の1つであれたらいいな、と願いつつ。
八巻先生のご冥福をお祈りします。