本書は2080年代までの世界情勢の予測をテーマとする。
アメリカは今世紀も世界の超大国として覇権を維持するのか、
それとも中国・インドなどが台頭し、アメリカから覇権を奪取するのか。
変化する世界情勢の中、日本は長期低迷から抜け出せるのか。
気になるテーマが盛り込まれている。
注意したいのは、本書が単なるSF小説の類ではないことである。
地政学データや各種の統計を歴史に客観的な未来のシナリオを
描いているのが本書の特徴といえる。
本書を読むことで
今世紀後半の未来図をイメージできればビジネスにおいて
他に先んじる契機となるはずである。