介護と医療に関する費用はGDPの1割にも

達するという。そして、少子高齢化の進展と

ともにこの割合はさらに増大していくことが見込まれる。

 

例えば、75歳以上の病院の窓口負担は

今後2割に引き上げることが見込まれている。

 

筆者によると、問題なのは医療と介護が

分断されており、結果として非効率かつ高コストに

なってしまっていることである。

このような制度上の矛盾を多く抱えていることを

本書を通じて知るべきであり、将来的な医療介護制度の

あり方を考えるきっかけにしたい。