昭和的な価値観
「高校を卒業したら、大学に行き、就職する。就職したら同じ会社で定年まで勤める」というのは、かつては一般的な生き方だったと思います。
しかし、普通に考えて、定年まで同じ会社で働くというのはけっこう大変ではないでしょうか?また、収入源が1つだけで生殺与奪の権利を全て会社に握られてしまうのも問題だと思います。
しかも、これに「家を35年ローンで買う、生命保険に加入する、子どもを大学まで行かせる」といった消費行動が加わると、もはや会社を辞められませんし、消費にお金を払うだけの人生になってしまいます。
大学進学
上記の要素を全て取り上げると、けっこうな長さになってしまうので、ここでは、教育費、特に大学進学について取り上げます。
そもそも、大学に行く価値はあるのでしょうか?
もちろん本当に学びたいという意欲があり、それに見合った努力をするのであれば行く価値はあると思います。
しかし、いわゆる「Fラン大学」といわれる大学は、学生に対して十分な価値提供をしているか疑問であり、その価値に値しない大学も少なくないと思います。
しかも、4年間で500万円もの学費がかかってしまいます。奨学金を利用していると、その後40歳くらいまで返済が続くことになりかねません。
こう考えると、とりあえず大学に行くのが良いという考え自体を改める必要があると思います。
個人で稼ぐ力
このような時代ですから、個人で稼ぐ力を身に付けることが重要だと思います。このような力は大学に行っても身に付きません。
稼ぐ力は自分で仕事をとってきて、仕事をこなすという経験によってのみ身につくものです。まずは家にある不用品をメルカリで売って、100円でも200円でも稼ぐ経験を積むことが必要だと思います。
このような時代だからこそ、価値観をアップデートしていかなければなりません。前時代的な価値観を改めて、新しい時代に思考をマッチさせていかなければならないと思います。