こた、年長の運動会。
私の幼稚園生活最後の運動会。
去年の年中の運動会も発表会も、年少の時よりも成長して、完璧ではなかったけど、ダンスも踊れたし、舞台にも一人で上がれた。
だから、今年もきっとなんとか乗り越えてくれると思ってしまった。
年長はやることが難しいから、こたは不安になると動けなくなるし、先生に付き添ってもらうことは仕方ない。
本当言うと…こまは年長の時、一人で全てこなせたから、こたもって思ってたけど、それは叶わないって早めに切り替えてた。
予行練習の時も、先生に付き添ってもらってたけど、なんとか全部頑張れた。
だからかな…私も油断してた。
本番、こたは競技の曲が流れた瞬間パニック級の大泣きに…。
見てられなかった。
近くにいた先生に声をかけて、退場させてもらった。
まだ競技が残ってて、先生達は頑張ろうって言ってくれてたのだけど、この状態で無理に出させる意味ってあるのかなと思ってしまった。
先生達がこたの為に一生懸命準備してくれて、時間をかけてくれた事、無駄にしたくなかったけど、これ以上こたを運動会に参加させることは私には出来なかった。
早退させてもらいました。
あんなに楽しそうに練習してたのに…。
どうして…。
自宅に帰って、こたも出来なかったことを分かっているのか、ずっと私に競技のポーズを見せてくる。
涙が止まらなかった。
誰も悪くない。
悪かったのは、きっとそれでも最後まで参加させてあげなかった私なんだ。
ごめんね、こた。