NHK100分de名著のEテレの番組は、2011年から始まったらしい。最初は名著をたった100分で理解しようとはなんともおこがましい、と思っていたのだけれど、今となっては、実際にテキストも買って見たり読んだりしていると、相当に勉強になるなあ。

 

 2025年5月のEテレ「谷川俊太郎詩集」のテキストから

 

 生まれたよ ぼく     谷川俊太郎「子どもたちの遺言」から

 

 第一連

 生まれたよ ぼく

 やっとここにやってきた

 (続く)

 

 第2連

 いつかぼくが

 ここから出て行くときのために

 いまから僕は遺言する

 (続く)

 

 解説の若松英輔さんは、「この生まれたばかりの子どもは、生まれる前から、この世界がどんなに素晴らしいところかを知っている。生きるとは、そのことを想い出しながら、確かめていくことだというのです」という素晴らしい解説をしています。ああ僕は小児科医になて良かったなあ、この詩の良さが、よくわかります。

 皆様も読んでみてください。

 

 「量子もつれ」がやはりよくわからない。世界中の天才が、何十年もかけて証明をやっとしたのだから、当然といえば当然だが。

 これもまたNHKのEテレの「3ヶ月でわかるアインシュタイン」(とてもすごいタイトルだね)、このテキストを買って、NHKプラスで12回をまとめて3日間くらいで見た。「量子もつれ」は第10回目の番組で出てきた。

 光子にはスピンがあって、光子がペアになったら(これが量子もつれ状態?)、一つの光子のスピンが決定されると、もう一つの光子のスピンは常に方向が逆である、というのだそうだ。 僕には、そこら中に無数の光子がとんでいると思えてしまうのだが、その二つがペアになるというのは、一体どういうことなのでしょうか?この辺の基礎的な所がわからない。

 片方の光子を観測したとたんに、もう一方の光子は、時空を超えて逆のスピンであることがわかる、ということなんだが、両者を全く同時に調べたらどうなるのだろう?

 

 

 NHK100分de名著のEテレの番組は、2011年から始まったらしい。最初は名著をたった100分で理解しようとはなんともおこがましい、と思っていたのだけれど、今となっては、実際にテキストも買って見たり読んだりしていると、相当に勉強になるなあ。

 

 2025年5月のEテレ「谷川俊太郎詩集」のテキストから

 

 生まれたよ ぼく     谷川俊太郎「子どもたちの遺言」から

 

 第一連

 生まれたよ ぼく

 やっとここにやってきた

 (続く)

 

 第2連

 いつかぼくが

 ここから出て行くときのために

 いまから僕は遺言する

 (続く)

 

 解説の若松英輔さんは、「この生まれたばかりの子どもは、生まれる前から、この世界がどんなに素晴らしいところかを知っている。生きるとは、そのことを想い出しながら、確かめていくことだというのです」という素晴らしい解説をしています。ああ僕は小児科医になて良かったなあ、この詩の良さが、よくわかります。

 皆様も読んでみてください。

 

 上記のことを、ここ三年自分のクリニックで、親御さんに言い続けてきた。

 小児科医なので、五年前の新型コロナ騒ぎから、2000人以上診断をつけて、小児なので風邪薬くらいをだして、患者さんを見て来ました。そこでの結論なのだが、新型コロナは、オミクロン株以降は元からある4種類の感冒コロナウイルスと症状はほぼ一緒で、基本的に子どもに悪さをするウイルスではない。

 ただ10万人に一人くらいは、普通の感冒ウイルスで、持っていかれる子どもさんも確かにいる。いわゆる感冒から発症して、痙攣重積して脳症に至る患児さんもいたり、また潜在的に代謝異常などの基礎疾患があり、風邪によってはっきり症状がでて、重症化したりすることはいますが、それは昔から実はあることなのです。

 今週は親御さんの希望もあり、十人以上の診断をつけましたが、直らなくて2回受診に来た人はいません。基礎疾患がある子どもさんは注意が必要ですが、やはり普通の感冒ウイルスと一緒です。

 この2−3年は、あまり調べないようにしていますが、抗原検査をすると、ずっと五人から十人に一人は陽性にでます。と言うことは、ずっと小児ではある程度蔓延しており、その中ではもう発熱のない子どもさんもいます。隔離してもしようがないのです。

 さて、ずっと外来で上記タイトルの事を言い続けてきたからでしょうか、検査を希望されない保護者の方も多くなってきましたし、遠慮がちに「職場の関係で」とか「もし検査出来ればお願いします」と丁寧に依頼される保護者の方も多くなってきました。そういう方は、もちろん検査しています。

 

 

 

 

 小児の定期予防接種の4種混合ワクチン(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)が消滅したので、1期追加の分を3種混合+ポリオにしてください、とお上から通告があった。でも百日咳が流行しているので、3種混合(3つの中に百日咳も入っている)ワクチンは小児医療機関で全く入手できない。お上は困って、7月末に「4種混合を5種混合(4種+ヒブワクチン)に変えて差し支えありません」との再度の医療機関への通達。

 そうすると、どうみても1歳半頃に行うこの5種混合では、ヒブワクチンの接種が回数過剰になってしまう。4回で終わるものだが、5回になってしまうのだ。

 安全性の問題や、早めに子供さんを助けるからいいんじゃないの、という議論はさておいて、僕はもっとせこい人間なので、違うことが不可思議なんだ。

 個人の私のような医療機関で、回数過剰の予防接種をしてしまうと、下手をすると新聞沙汰になってしまうし、市の感染症対策からきついお達しをうけるだろう。でもお上が通達すると、過剰接種でもそれは全く差し支えなくなるのが、僕は不思議なんだ。

 ワクチンのメーリングリストでも、お医者さんも「あー、子どものために良かったね」という感じで、あまり僕みたいに思う人はいないようだ。64歳なので、僕ももうどんどん鈍感になってきているので、これでいいのかな、とは思うのだが、何か納得いかないんだよね。

 個がすると罪だけど、システムがすると全然OKというのをどんどん進めていくと碌なことはないんだよね。きなくさい世の中になって来たので言うけど、個の殺人は勿論犯罪だけれど、戦争による殺人は罪ではないでしょう。これもどうみてもおかしいよね。僕は大袈裟なのかな?

 気になるのは、みんながこんな感じになると、国が戦争をはじめたら、みんな何も考えずにそれに進んでいくんだろうね。個の善悪を全く平気で逆にしてしまうシステムそのものが怖いんだ。

 下記は2009年、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」を受賞した村上春樹さんのスピーチ。この受賞には多くの賛否があったようですが、壁(システム)と卵(個)の関係の文章です。

 Between a high, solid wall and an egg that breaks against it,I will always stand on the side of the egg.

 

 

 

 

 悲しくて泣く、というのが普通なんだろうけど、「泣く」というアクションによって、悲しくなったり、悲しさが増したりすることもよくあるよね。外から刺激があって、身体的な症状やアクションが起こり、はじめて感情や気持ちがその方向に流れていくことは、日常でもよくあることでしょう。

 谷川俊太郎さんの最初の詩集「20億光年の孤独」(何というcoolな題名なのでしょう、それも彼が21歳の時)の、その詩の最後の連は

 

20億光年の孤独に

僕は思わずくしゃみをした

 

というドキッとするものなのだった。

くしゃみ?よくわからないけど、こんなカッコイイ表現は今まで見たことない。

 

 その前は5連あって、人類が火星に仲間を欲しがったりしたり、火星人がネリリしていたり、万有引力とはひき会う孤独の力である、等と不思議な事が書いてある。この詩を5回くらい読んでみて思ったのだが、ひょっとして、くしゃみ(アクション)をして、孤独さという気持ちに気づいたとしてもいいのではないだろうか?

 温度が下がった秋の夜、田舎の満天の星をみわたしていると、突然くしゃみがでた、自分でもそのくしゃみの音にびっくり、ぶるっとしてあたりを見渡す、その時の孤独さと言ったら、それは、、、、やはり20億光年だよね。

 今日はNHKテキストの100de名著「谷川俊太郎詩集」若松英輔さんから勉強しました。

 NHKプラスで「量子もつれ アインシュタイン 最後の謎」を見て、面白かったので3回みた。結果よくわからない(笑)のだけど面白いのは確か、何でも「もつれる」のは好きなんだな、私はきっと。

 その後野村泰紀さんのYou tube を見たり、「なぜ重力は存在するのか」などを読ませてもらっています。NHKの番組では、最初はもつれあった(まざりあった?)量子の話だったのが、最後は別々の天体からの光子の観測の話(2022年ノーベル賞受賞、ザィリンガーさん)で、これは最初のもつれあった量子の話とは、別物であるようにも感じられた、この実験は最初はもつれあっていない素粒子のようなので。ただ非局所性は、ほぼ100%確実だそうだ。僕は全然わかっていないのだが。

 あと量子もつれは、素粒子にもよるのだろうけれど、観測できるのは、何種類なのだろうか?スピンと偏向なのかな?一番面白かったのは、観測した途端に他のことも決定してしまうという事で、因果律を変えてしまうかもしれないので、とてもすごい事だ。

 どなたか教えていただけたり、参考文献を教えてもらえたら幸甚です。

 仕事が休みだったので、近くの小さな郵便局に振り込みがあり、30度超える中を歩いて10分なので頑張って行く。11時40分に到着。でも「あれー?」郵便局は、閉まっていて、「11時半ー12時半まではお昼休みのため閉じています」とのこと。

 汗だくで着いた途端にこれだったので、「昼休みは12時ー13時の一般的な時間の休みにしてよー」とガクッとしたのだった。

 人がいないため、面前対応のところはどんどん休みが多くなっている。でも考えてみれば、お客さんの仕事の昼休み(12時−13時)を使って郵便局に行く人のために、少しでも利便を考えて、11時半から1時間の休みにして、12時半からはそういうお客さんのために開けていると考えたほうが自然だよね。だからそれで良いのでした、ごめんなさい。

 納得して、1回帰宅して、また行って無事振込できました。

 いつも行かないところに、1回で無事済まそうとしても、僕にとっては難しい。

 当院でも、3ー4回でも来てもらえれば(2回くらいならまだ無理かなあ)ここ当院が良いと思った親御さんもいて、Googleなどで時々良い口コミをだしてくれるのだ。でもそれを見た全く初めての方が来て(日曜日など)、「随分ちがうなー」ということでお怒りになり、Googleでボロボロに書かれて最低評価がついたりする。クリニックでの良い口コミを参考に、初診で「親御さんのいうことを何でも聞いて検査してくれる」とか、「書類を書いてくれる」とか、「ついでの軟膏をだしてくれる」などと思ってしまう親御さんもいる。ここは保険診療をしているクリニックなので、基本は保険適応があって初めて検査したり処方ができるのでした。どこのクリニックでもそうですが、「かかりつけ」になるとその辺が少し融通がきくようになるので、皆様子どもさんでも、かかりつけ医(今は登録制)を持ちましょう。小児科クリニックにもよりますが、4回受診すると、かかりつけの登録ができるところが多いようです。

 

 

 当院は、開業以来日曜日も9時−5時で小児科外来をしています。そこで本日、日曜日の外来日記を書いてみます。

 今日の患者数は、午前44名、午後16名で、午後は患者さんはとても少なかった。感染症のはっきりとした流行はコロナとマイコプラズマくらいで、ほぼばらばらな感じですね、今の熊本市の子どもさんの状況は。

 内訳

 インフルエンザA型 2名(当院ではインフルエンザA型は、約半年ぶりの患者さんでした)

 アデノウイルス感染症 2名

 RSウイルス感染症 1名

 溶連菌感染症 2名

 新型コロナウイルス感染症 4名(乳幼児の患者さんの親御さんでは、検査を希望される方も少なくなりました)

 マイコプラズマ感染症 2名

 感染性胃腸炎 2名

 


 2022年8月に自分がコロナにかかったのを機に、10月に自分と職員の新型コロナN抗体を調べました(S抗体はワクチン免疫でN抗体は既感染による免疫を表します)。オミクロン株が席巻していたときと思います。
 

 当院では、適切な感染防御のもと抗原検査を行い、1月から800人弱のコロナ抗原陽性の患者さんがおりました。職員さんに、はっきりしたコロナ感染がなくても、ひょっとして院内などでウイルスに暴露され、既感染の方もいるのかな?と思ったので。
 
 1、事務系              四人   新型コロナの既往歴あり 三人  N抗体陽性 三人
 2、看護師              五人   新型コロナの既往歴あり 一人  N抗体陽性 四人
 3、たまにくる学生アシスタントなど  五人   新型コロナの既往歴あり 零人  N抗体陽性 三人
 4、院長(私)            一人   新型コロナの既往歴あり 一人  N抗体陽性 一人

 合計15人が対象で、症状ありで罹患した人は5人(33%)、症状なくても既感染の人は6人(40%)、総じて73%が陽性でした。院長=私(61歳)は8月に罹ったので、もちろんN抗体陽性でしたが、値は2.3と低く(cut off index=1.0)やはり年のせいか反応悪いなあ、と思いました、とほほ。

   ただ反応が高くて心筋炎になっても困るので、どのくらいの抗体値がよいのかは、わかりませんが。
 N抗体の意味については、既往歴ある人は間違いなく陽性でしたので割とあてになる印象です。
 その後、私は今年1月2日に2回目に罹患、その時は、熱もでませんでしたね。