令和5年4月24日に坪井先生がご逝去されました。慎んでご冥福をお祈りします。坪井先生は、駒大高校柔道部の初代監督であり、駒大高校の国語科の教諭として長年勤められ多くの卒業生を世に輩出されました。坪井先生は東京都高体連柔道専門部の部長を歴任し、高校生だけでなく高体連の先生方に対しても大きな影響を与えました。生前、坪井先生は「世界に通用する人物たれ」と、国際交流を積極的に実行され、アメリカやイギリス、オーストラリアと柔道を通して交流しました。とりわけ、オーストラリアとの交流は30年以上にわたり、今なお交流は続いております。西オーストラリア大学柔道部のストックリーデイビス氏をはじめ、ピータースワン氏など多くの方々より弔電をいただきました。国際交流の歴史は坪井先生の足跡といっても過言ではないかと思います。さて、坪井先生の四十九日法要と坪井先生を偲ぶ会には先生の教え子が大勢集まり、久しぶりにお会いできた先輩方も多いのではないかと思います。坪井先生が最後に獅子吼会の多くの先輩方を一堂に集めてくれたのだと強く感じました。坪井先生が生前繋いでくれたこの尊いご縁を大切にしていけたらと強く心にそう思いました。そして、名だたる先輩方を目の前にして、先輩方の偉業、坪井先生の大きすぎる厚く高い壁を乗り越えられるように、柔道部一同、生涯精進して参りたいと思います。

坪井先生を偲ぶ会には、駒澤大学高等学校校長貫井洋先生をはじめ、教頭井上誠二先生、同窓会より副会長の鈴木氏にご参列いただきました。また、来賓には、元全国高等学校体育連盟柔道専門部副部長の池内隆英先生(元東京農大第一高等学校教頭)、国士館中学校高等学校校長岩渕公一先生、大東文化大学付属高等学校校長川嶋直司先生(元東京都高体連柔道専門部部長)、東京都高体連柔道専門部委員長木下定晃先生(杉並学院教諭)にご臨席を賜りました。坪井家の皆様におかれましては、坪井先生の偉大な功績を少しでも感じていただけたなら幸いです。

獅子吼会の皆様におかれましても柔道部部員の活躍を心待ちにしていることと存じます。なかなか結果を出すことができずにくすぶっておりますが、先輩方の偉業を超えられるように日々稽古に励んで参りたいと思います。今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。