病気のたとえ話を2つ聞いたことがある。
ひとつはコップの水。少しずつ水を入れててもいっぱいになるまではコップから水はこぼれないが、表面張力でこぼれないギリギリの状態で1滴垂らすと途端にこぼれる。このことを日頃の身体に悪い行いがある日突然病気が発病するって話。
もうひとつは緩やかな川から突然の滝。川の水はゆっくり流れているが、突然滝に到達して一気に濁流に飲み込まれる。
病気の話に例えるのは良くないかもしれないが、私がある曲にハマるパターンって全くこれだと思う。
初見で聴いていきなり感動して涙を流したなんて経験はない。
たいていはある時急にスイッチが入る。
それまで何度もその曲を聞いても何も思ってたのに。もっといえば全然真剣に聞いてなかったのに。
そういう意味で、ここ数日急に私の中でクローズアップしてきたのが、
せりかなさんの「brave new world」
なにせ“気づけば鼻歌歌ってる”で出現率がとても高いのだ。
最初なんて、口ずさんでて、せりかなさんの歌とはわかってるけど、何の曲かわからない状態。
最近生歌で聴いたんだっけ？と思って調べたら、直近が6月21日。もう2ヶ月経ってる。しかもその時には「この曲聴きたかったんだ」って感じではなかった。
これを思いながら冒頭のコップから水がこぼれる理屈に繋がった。
せりかなさんのライブを最初に聴いたのが2017年6月。それ以降はたさんとの対バンで何度か見かけた。その間で唯一記憶に残ってるのが「萌芽」。（あとは「光の方へと」のリリイベにも参加したが、この曲のタイトルも最近までちゃんと覚えていない始末）
せりかなさん名義でライブに行ったのが2021年9月。そこに至るまで4年間。ただこの4年間でいろんな曲を無意識で脳裏に刻んできたんだと思われる。それがここにきて次々弾け出してる模様。
過去に無意識的に聴いてた頃のセットリスト見てみたいなあ。
こうやって自分史への探索はさらに深まる。
「brave new world」音源
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6月21日の写真
2017年6月の写真
