不労所得を夢見て!!~不動産コロガシへの道☆~

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~一億で買った物件がさぁ~、さっき2億で売れたんだよね~                              『不動産に魅せられた一人の男の成長記』(寄り道の書評がメイン)

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もっとクリエイティブにまちづくりをしたいと思いまして。

「デザイン思考」がキーワードです。




「思い付き」と「デザイン思考」の違いがよくわからない…
(自分の理解力の問題か…)

「思い付き」、「ひらめき」、「気がついちゃった」などなど…

それらを体系立てるとデザイン思考になるってことかな?たぶん…

「リサーチ」→「分析、統合」→「プロトタイプの方法」→「プロトタイプの検証」
これなら1~2週間でできますって言われても、これを有志で、かつ業務外でやるって、言うは易しですな。

と諦めたら、この本読んだ意味無くなるので、少しでも実践しよう!!
普通の公務員でもできる範囲で!!
かつ、チームじゃなくて一人でできる範囲で!!
一人で全部やるぞ!!

まずは、気持ちを入れ替えないといけないようです。

「ビジネスとデザインの交差点」

アウトプットやプロセスが「明確でない」状態に耐えられるか?
という問いかけをされましたが、個人的には全然OK!!

なぜ、明確にしちゃダメか。
だって決めすぎちゃうと、枠にはまって、ゴールに着地すれば良くなってします。
それじゃ面白いことうまれないよねってこと。

これは凄く共感できる。
まさに、役所!!
だから、役所って、あんま楽しい仕事ないんだろうなぁ~
最近はゴールが見えない中、着地点を模索しながら仕事しているので、楽しいけど。

「見切り発車」とか「行き当たりばったり」とか言われますが、「デザイン思考」業界でいう「明確にしない」は、どんなもんなんだろう??

私が考える「見切り発車」くらいの熟度で進めてしまうのか?
それとも明確にできるくらい時間かけて議論するけど、あえてファジーにするのか。
いつでも方向修正できるように、固まる前に走るのか。

とても気になります。

私、あまり頭良くないので、走りながら考えないと、最初に考え込むと、考えてる最中に忘れてしまい、何も進まなそう…

本当に世界をかえるようなイノベーションをしたいわけではないので、このくらいの緩さではじめるのがちょうどいいかも!!

あと、面白い切り口で物事を考えるときは、大多数の人を想定するのではなく、エクストリームユーザーといわれる極端な好みをもつユーザーを選ぶと良いらしい。まさに役所とは逆!!
デザイン思考においては、誰もが同意できる「客観的な正しさ」よりも、アイディアを生み出すためのユニークな「主観的だが面白いストーリー」を集めた方が良いのね。

イノベーションを起こす時、伝え方が大事らしい。
iPodは「1000曲をポケットに」だとさ。
キャッチコピーみないなもんだね。
ログラインっていう方がかっこいいかも。

一流デザイナーは
「私が解決したい課題は~」からはじまり、並みのデザイナーは「今回僕が作ったのは~」からはじまるらしい。

優秀なデザイナーは「課題解決」をデザイナーの仕事として捉えているみたい。

昔聞いたことがある、「アート」と「デザイン」の違いかな。
その時はピンと来なかったけど、今だとなんかわかる。
デザインで課題解決ってなんとなくわかる。

でもビジョンは、課題を自分事として考える必要があることから、「我々はどうやって~~を実現するか」って考えるといいね。

「どうやったら、~~できるだろう」…

そんなことを考える時は、「思い込みを排除」して、新しい価値観にトライすること。

ここ数年で一番胸に響いた一冊。

 

 

「良い街」とか「住みたい街」とかなんでもいい、とにかく街を評価することってよくあると思う。

~~君の住んでいる街はあーだこーだ。

~~さんの実家はどーのこーの。

 

その新しい評価軸を提案してくれている。

 

今までの評価軸は、「ショッピングセンターがある」とか、「病院がある」とか、街のハードの部分を評価していることが多かったと思う。

でもそれだと、評価している人の価値観が全てで、その価値観にあわない人からすると、なんの魅力もない街です。

健康な人からすると、病院があるって、そんな魅力ではないです。

 

また、「住みたい街」という評価軸もありますが、「住んでよかった街」ではないことに注意が必要です。

 

そこで新しい評価軸として、「動詞で評価する」というのは、とても面白い。

具体的には「不特定多数の他者との関係性の中にいる」、「身体で経験し五感を通じて都市を知覚する」ことです。

どんな施設がどれくらいたくさんあるのかではなく、どんな暮らしをしているのか、そのまちで人はどんな行動を取っているのかといった「動詞」で都市を評価するということです。

 

 

だからって、ショッピングセンターがあって嬉しいって価値観を否定するものではない。

ここ数年で一番胸に響いた一冊ではあるけど、全て賛成できる内容ではなかった。

著者や著者と近しいお話をする方々は、この本のテーマである「官能」という評価軸を凄く評価している。

確かに凄いと思うし胸に響いたけど、都市計画とかまちづくりを考えている人たち以外、響かないと思う。

よく「用途地域制度」の批判を聞くけど、じゃあ自分の家の目の前に工場できたら嫌じゃないの?

 

まぁ、普通のまちづくり(所謂つまらないまちづくり)は行政にお願いして、面白い官能的なまちづくりは、著者や面白い大人たちに任せるってのが、良いバランスなんだと思う。

まちの一部が官能的ぐらいがちょうどいい。

面白い官能的なまちづくりの邪魔をしないくらいかな、行政の役目は。

納得…

 

にしても、まちをスペック(店舗の広さや病床数とか)じゃなく、人の経験で評価するってのは、個人個人のまちとの付き合い方を大きくかえると思う。

「良い街ってどんな街?」って聞かれたら、自分なら「近くにスーパーがあって、駅から近くて、静かな住宅街」とか答えてそう…

でもこれって、自分ではどうにもできないことなんだよね。(引っ越すしかない)

それだったら「○○できる街!」って答える方が生産的だ。

自分ではどうにもできないこともあるけど、自分でやればできることもある。

この本を読んでから、この質問に対して「BBQができる街!」って答えるようにしている。

動詞として言葉にすることで、なんとなく「良い街」って考えていたことが現実味を帯びたし、実は町内会館の庭でBBQ出来るんじゃないかってことに気が付いた。

仮にBBQのハードルが高かったら、なんで「BBQ」なのかを深めて、もしかすると屋外で食べたいだけなのかもしれないし、みんなとワイワイしたいだけなのかもしれない。

そのように自分なりの「良い街」を考えるきっかけになる。

 

都市計画なんてカッコいい言葉使って難しそうな顔して語るより、どんなことが出来る街が良い街か話し合って、そこに向かって行動していく方が全然良い気がする。

日本語って美しいなと思う(日本語以外喋れないから比較できないけど…)

 

 

日本語なら何でも美しいわけではなく、日本語は美しく並べる、表現することができると思う。

言いたいことを上手く表現できてないので、私の日本語は美しくないってことかな…

 

これは真鶴町がバブルの時代に、マンションなどの再開発から自分達のまちを守る話。

 

まぁ建築なんて大きなお金が動くことなので、法律を犯すようなリスクは背負わず、住民反対が起きても「適法」と押し切ることが多いです。

そのような時代に、「バブルの価値観」と「法の仕組み」に真っ向から勝負したのが「美の条例」だと思う。

 

「バブルの価値観」に勝負しているけど、「再開発は悪だからやめろ!!」で終わっているのではない。

再開発が行われるのは土地が売られるからで、それは真鶴町の特産のみかんでは相続税に見合う収入が得られないわけで、後継者がいないならバブルのうちに売ってしまおうという考えを否定していない。

みかんだけではなく漁業、民宿業、石材業など、真鶴の産業を守ることが美の条例にはうたわれている。

 

「海の仕事、山の仕事に敬意を払い少しでもそれらを活気づかせる計画を立てること」

 

 

「法の仕組み」に勝負しているけど、美の条例を破ったとしても法的に再開発を中止にさせることはできない。しかし「町の必要な協力を行わない」ことはできる。

これは「上水道の供給」を行わないことだ。

美の条例は、ただ美しく言葉を羅列して「美の基準」を表現するだけでなく、しっかりと再開発の内容について協議し、双方から意見をもらい、議論し、議決するという手続きを踏む仕組みになっている。

だからこそ正当な手続きを踏んだうえでの上水道の不供給は重みがある。

 

良いまちと悪いまち、良い建築と悪い建築は客観的に存在するものだが、このことが上手く表現できないのは、その差異を生み出す「質」が一言で名づけられないからだとアレグザンダーはいう。

「名づけることのできない質」=「無名の質」、真鶴町はこれを求めている。

真鶴町はパタン・ランゲージを参考にし、美の条例をつくった。

 

 

つらつら書いてみたけど、そもそも何故美の条例に興味を持ったか。

まちづくりを行う上で、「美」は「景観」だと思っていた。

建物の色とか建物の色とか建物の色とか…

なんで建物の色しか考えられなかったかというと、「景観」というファジーなものを行政としてある程度の強制力を持って規制するには、定量的に測れる「色」しかないと思っていたから。

建物の高さも規制できるけど、個人的にはそれは「景観」ではなく「都市計画」でやるものかと。

事実、景観法でも「色」と「それ以外」は区別されている。

でもどうやら真鶴町には、凄く柔軟に解釈した美の条例というものがある…

 

美の条例を紐解くと、上水道不供給の「手続き」に関する部分と、美しく言葉を羅列した「美の基準」にわけることができる。

 

「手続き」の部分には、真鶴町の本気が感じられた。

上水道を供給しない覚悟で「美」を守ろうとしている。

果たして自分はそこまで「美」を守ろうとしているか…

 

「美の基準」の部分には、真鶴町のまちを大事にする想いが感じられた。

この基準自体は、いわゆる景観法で規制できる色の基準と比べれば強制力は無いと思う。

でも真鶴町は色はあくまで守りたい美の中の一部でしかない。

まちを俯瞰的に、しっかりと眺めて基準を考えている。

 

・場所

・格付け

・尺度

・調和

・材料

・装飾と芸術

・コミュニティ

・眺め

 

8つの原則の下に69のキーワードがある。

8つの原則は当たり前のことかもしれない。

69のキーワードもまぁ当たり前のことかもしれない。

建築の教科書などを読めば、設計時に配慮するリストに入っているようなこと。

つまりは、普通にしっかりとした設計者なら、こんなキーワードをわざわざ基準にしなくても守ってくれるはず…。

だいたいマンション関係の方は儲け主義なので守ってくれませんが、このような方々だって配慮した方が良いのはわかってて、けど儲からないから配慮しないだけ。

私の頭の中の常識では、キーワードレベルしか思いつかなかったので、「そのような方々に当然のキーワード見せたって…」といった感じで、このような定性的なキーワードは意味がないと考えていました。

しかし真鶴町は更にキーワードの下に、真鶴町らしい説明を加えています。

私はこの「真鶴町らしい」がこの条例の本質だと思います。

これがしっかりと美しい日本語として表現されていて、建築の教科書に載っていない「真鶴町」として守りたいことが書かれています。

真鶴町の想いがひしひしと伝わるこの美の条例を読むと、なんの強制力もないのに、守らなくてはという気持ちになります。

 

人口減少社会を見据えた景観って、綺麗な(見栄え的な)建物を良しとするのではなく、その土地の歴史やら風土やらをしっかりを読み解くことから始めなければいけないのだなと感じます。

そもそも役所主体で地域活性化なんて考えてなかったよ…
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なんでだろうって考えたら、地域活性化を頑張っている人に公務員がいなかったからだと思う。
公務員じゃない人の頑張りがよく目に付いただけで、公務員の人も頑張っていると思う…思いたい。

じゃあ自分に何が出来るか。
個人じゃなくて組織の人間として。

仕事の一部として地域活性化のお手伝いが出来たら幸せだな。

役人って何が出来るのかな。
自分の立場ってやはり重要で、役人だと当たり障りないことしか出来ない。
「つまらない大人」になってしまいそうだな。
でもそれは「表」に出てる場合。
「裏」に隠れれば、いろいろ出来る。

サポートに徹するってことかな。


主役は誰か。

主役はまちの方々、市民の方々。

主役の人がやりたいようにできる環境を作るのが役人。


主役の人が何も求めているかを知るためには、まずは自分が主役にならないとね。


今から5年は主役になる。
それから5年はサポートに徹する。

さて、40歳からはどんなまちづくりが出来るようになるのかな。



読んでてビビッときたのは、
「全員が納得することを優先していると、自分で決断することが難しくなる」

そりゃそうだ。
と思うけど、自分で決断することってあまりなかったな。
市民の意見だから…
は甘えでしかない。
自分の意見でやらないと、失敗したときの言い訳になる。
でも独断で横暴じゃダメ…
バランス感覚が難しい。
そもそも、みんなの意見ってのがウソで、みんなの意見ってのは、声の大きい人たちの意見。
だから、今日の参加者10名全員合意です。ってなっても全市的には反対が多かったり。

ひとつ言えるのは、まちは結局「稼がないとダメ」ってこと。
稼がなければ衰退する。
稼ぐ方法を適切に判断しましょう。

どうやって稼ぐか。
スタートしやすいのは「コスト削減」

みんなでまとめて発注すれば安くなるってこと。
通販だとまとめて頼んで送料とか手数料とか気にするのに、
隣の建物とまとめてゴミ回収ってことには結びつかなかった。

隣の人と一緒にやろう!!って時に大事なのは、
地域活性化って理念とか理屈じゃなくて、まずは相手に得させる。
そうすると一緒にやりやすくなる。

建物オーナーのまちに対する影響力は大きいなぁ。
ゴミがまとまれば、まちが綺麗になる。

このような小さなことからコツコツとはじめるのが、まちづくりのコツ!
小さなことをだんだん大きく、また小さなことをたくさん。

多様性のあるまちっていいよね。


勉強になる本でした。
公共空間で儲けるか…
誰が何のために儲けるかが大事だと思う。

PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた/馬場 正尊

¥1,944
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民間が公共を運営しても全然問題ないってことです。
指定管理者制度もあるし。
公共は行政の専売特許ではないという言葉は、当然気付いていたけど、改めて言われると少し悲しい。行政にしかできないことって何だろう。
自分にしかできないことって何だろう。
そういうことを考えながら仕事しないと、いつの間にか自分の居場所なくなってしまうかもしれない、そんな時代なんだと思う。

そんな公共空間のつくり方を6人の実践者の方からいろいろ学んでみた。

保育園を地域に開いてみたり、パブリックの対象を細分化してみたり、ファンドしてみたり、シェアオフィスをしてみたりツタヤと図書館が合体したり。

公共って言葉の定義がいまいちわからなくなりました。
単純にいろいろな人が集まる場所…くらいが簡単でいいかな。

いい場所、いい空間の作り方として、ハードよりソフトが大事なんだと思う。
ソフトの原型がなきゃ、いくらハードを仕上げても、空っぽだ。

「小さい物語が物語を呼び、物語同士が連携して、おのずと大きな物語が生起する」

凄くいい言葉だと思う。
CETみたいなゲリラ活動は都市計画とは言われないけど、確かに点として存在していて、点と点が線に、線と線が面に…

10年後のまちづくりを語ることも大事だけど、まず動いてみる、ゲリラしてみることも大事。
両面から攻めるまちづくりが大事なんだと思う。

その結果として、いい公共空間ができたらいいなぁ。

誰が何のために儲けるか…

多くの人が喜んでくれるなら、誰がやってもいいのでは。
反対する人がいる??
それを説得するのが行政の仕事…かなぁ。