本日は、伊藤紘の型染版画「四天王」のご紹介です。


型染版画「四天王」シート寸法は、縦56cm、横43cmです。

額の裏面です。

伊藤紘の「四天王」20枚の1番です。

この四天王は、ご存知の方も多いと思いますが、東大寺戒壇院の「四天王」の顔をモチーフにしています。

『広目天』

『多聞天』


『持国天』


『増長天』

伊藤 紘(いとう・ひろむ)氏の略歴

1944年横浜市生まれ。1975年よりフリー。日本タイポグラフィ協会会員。
県展で神奈川県知事賞以降,文字デザインコンペでの受賞多数。日本橋三越展以降,百貨店,ギャラリーでの個展多数。作家、作品紹介の新聞・雑誌掲載多数。著書では、芸艸堂刊『伊藤紘型染作品集染め文字』、東京堂出版刊『街角のデザイン文字』、伊藤紘制作室 刊『写文集/街の文字たち』などがある。

型染版画は、江戸 小紋 や紅型など日本の伝統 的着物や布地の染め技法 と同じであり、型紙(伊勢 型紙)に布ではなく和紙 を置きその上から絵の具を刷り込んで染めていくものです。

伊藤紘氏の他の作品を一部紹介いたします。

『伝統工芸品』

『四季草花』

『横綱』

『能百番』

型染版画の持つ独特の表現力が素敵です。

題材の雰囲気がしっかり伝わる作品が多く、発想の豊かさに感嘆です。

ではまた。