今日は、映画「柘榴坂の仇討」の感想です。





昨晩、家内と一緒に、浅田次郎原作の「柘榴坂の仇討」を観ました。


夜8時10分開演とあって、観客は二十数名。 

私以外、全員30~50代の女性なのにはビックリ。(ノ゚ο゚)ノ


さて、内容は、桜田門外の変で、主君井伊直弼を守れなかった、御駕籠警護役近習の志村金吾(中井貴一)と、生き残り最後の暗殺者であった佐橋十兵衛(阿部寛)、それぞれの生き様が、見事に描かれています。


苦節十三年、時は明治6年、既に「仇討禁止令」が布告され、仇討は単なる殺人とみなされる時代である。



志村金吾の輩(ともがら)のつてで、佐橋の居所を突き止め、車夫に身を変えた佐橋の人力車で、柘榴坂へ・・・。



クライマックスは、時代を拓く先駆者を決意した武士と、主君を守りきれなかった御駕籠警護役の武士との決闘シーン。




討たれる覚悟の佐橋に、自らの太刀を与え、己は脇差しという不利を承知で決闘を強いる志村の想いが、やるせないです。(w_-;



志村と妻セツ(広末涼子)、佐橋と隣り長屋の母子との関係に、明日を感じさせ、それぞれの想いに涙です。 (ノω・、)



浅田次郎の時代劇は、泣かせます。ヽ(゚◇゚ )ノ



ではまた。