夜の10時頃、風呂から上がった時にいきなりホテルの部屋のドアが開いて何事かと見ると黄色のベストを着たホテルのボーイとおぼしき若い男性が、立っていた。
中国語で何事だ
と聞くと慌てた様子で、チェックアウトしたかどうかの確認に来た
と言う。
怪しい。
アドレナリンが吹き出して僕は、戦闘モードになった。
夜の10時にチェックアウトの確認などあり得ない。
本物のホテルのボーイならば、フロントに確認すればこの部屋には僕が宿泊していることは分かるはずだ。
体格が良く日頃ジムの筋トレで鍛え上げた僕が、戦闘モードに入ったことに恐れをなしたのか
ボーイの服装をした若い男は、自分のスマホを見せて
当社のシステムのミスです
すみません
と謝って立ち去った。
北京駐在時代に、日本の大手企業の専務のご子息が、北京の安ホテルで刺殺されると言う悲惨な事件があった。
今日、顧問先企業に出社して幹部に昨夜の出来事を伝えホテル側にクレームするよう依頼した。
殺されなくても入浴中に財布の中から気付かない程度のお金を抜き取られる可能性はある。
明日、ホテルの人が会社に説明に来ると言う。
今日、部屋に帰って来たらお詫びの印か、フルーツ🥭が置いてあった。
また、通常ミネラルウオーターは、1日2本であるが、今日は4本置いてあった。
今日も羊🐏🐑のシャブシャブ。
明日は、忘年会だ。
皆が頑張ってくれたおかげで利益を上げることができた。
社員やその家族に感謝しながら、美味しい酒を飲みたい。
会社が発展し、社員ももっともっと豊かになって欲しい。