歐羅巴の不況は歐洲共同體の存在そのものが癌となつてゐる。こんなものが無ければ、經濟的に破綻した國は通貨の價値が下がり、輸出がしやすくなる。


このメカニズムの御蔭で韓國は何度も立上がつた。東亞細亞共同體が存在しない御蔭である。ユーロの存在は、多くの歐羅巴諸國にとつてマイナスでしかない。


更に財政破綻した國は、歐洲共同體から財政的支援を得る過程で政府の緊縮財政を強制される。その爲、國内の景氣は更に冷込む事になる。馬鹿な話である。


日本の不況の原因ははつきりしてゐる。民主黨の經濟政策が原因だ。麻生首相のときに回復基調にあつた日本經濟は、民主黨政權の誕生で無茶苦茶になつた。


民主黨の經濟政策を概観してみよう。無駄を省くと稱して麻生首相のつけた豫算を大幅に削つた。景氣對策は無駄な事なのか?怒りを感ずる國民は少なくない筈だ。


更にはTPP、増税と、民主黨の政策は景氣を冷込ませるものばかりである。態とやつてゐるやうにしか見えない。赤字國債を大量に發行しても不況時に増税などすべきではない。


民主黨の政治家は基本的に經濟の素人集團で、多少の知識がある人は皆財務省のロボツトときてゐる。これで日本の經濟が良くなれば奇跡である。


こんな政權は早く潰さなければならない。現在の日本の不況は民主黨が原因の民主黨不況で、この内閣が續くかぎり日本經濟の再生はない。


亞米利加は自國の不況對策として他國へ失業を輸出する氣でゐる。TPPなどがそのツールである。日本の國益に沿はない事ははじめからはつきりしてゐる。こんな暴擧を許してはならない。


國民新聞・平成23年11月25日の記事(その5)をWEBで公開しました。無料で御覽になれます。