ご無沙汰しています。クリリンです。


先日の志村けんさんの訃報。
これにはとても衝撃を受けましたが、それに続き、昨日の岡江久美子さんの訃報。

がん経験者としてはこれは他人事ではなく、恐怖を感じました。


放射線治療や抗がん剤治療は今やがんには欠かせない標準治療のひとつです。
私は以前体験記に記した通り、手術後に抗がん剤治療を勧められたにも関わらず断り、不知火姫菊ひと筋でここまで来ました。抗がん剤を否定するわけではありません。単に、妻の抗がん剤の副作用を見ていたので自分に耐えられる気がしなかったのです。(幸い、70代半ばを迎えた今でも再発、転移なく元気に好きなことをしています。)


岡江さんも術後の放射線治療をされていたそうですね。早期発見で無事に手術を終え、今後のために放射線治療も終え、これから明るい未来が待っているはずだったのに、まさかこんなことになるなんて…。


抗がん剤治療などによる免疫力の低下は有名な話です。新型コロナウィルスに対しても重症化しやすいと当初から言われていました。もちろん闘病中の方やそのご家族の方々は非常に気を遣われていることと思います。

しかし実際にこのようなニュースを目の当たりににすると、わかっていたはずの事とはいえ、とてつもない恐怖心に襲われる方も少なくないのではないでしょうか。

がん闘病だけでも想像を絶する程大変な事です。そこにコロナにかかったらどうしようという不安が追加される事は心身ともに非常に負担がかかります。

多くの手術が様々な事情で延期になっている中、自身の希望により治療を一時的にストップする方も少なくないと聞いております。続けるべきか止めるべきか、この状況下での判断は容易ではありません。私だったら、妻だったらどうするか…。


治療中の方はもう十分な程、感染予防をされていると思います。
ですのでせめて、全ての人々が今以上に感染予防に配慮し、不要不急の外出は絶対に避け、治療中の方々が安心して治療を受けられる環境になることを切に願います。



岡江久美子さん。ご冥福をお祈りします。