元々の仏典のサンスクリット語を音写したものです。

仏の真実の教えに当たる言葉なのだそうです。

 

 

 

 

陀羅尼のお話を致しました。

 

それの短いものが真言。

(本来は起源の異なる別物なのだそうですが、

 サンスクリット語の音写という点では同一なため、

 長い時を経て区別されなくなっていったようです)

 

 

般若心経というお経はご存知でしょうか?

よくお寺の写経の題材にもなっています。

それの一番最後がこうなってるんですね。

 

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶

(ぎゃーていぎゃーてい はーらーぎゃーてい

 はらそーぎゃーてい ぼーじーそわか)

 

これも真言の一種なんだそうです。

 

 

それから、お寺の仏様。

横にある説明書きで見たことがあるのではないでしょうか?

 

聖観音菩薩であれば、

おん あろりきゃ そわか

 

地蔵菩薩の場合、

おん かかかび さんまえい そわか

 

あれは各仏様の真言なのだそうです。

「お祈りするときに7回唱えましょう」とかの注意書きがありますよね。

 

不動明王がちと長い。

のうまく さまんだ ばざらだんせんだ まかろしゃだそわたや うんたらたかんまん

信仰なさっている方はすらすら唱えられるのでしょう。

私なんかは横目に見つつ、しどろもどろです。

御利益なさそう。

 

 

大阪南部・観心寺。

国宝の如意輪観音の御開帳が4月中旬にあります。

普段は厨子が閉じられているのを、この二日間だけ解放します。

お坊様が色々解説してくださいます。

 

その説法の最後で紹介される仏様。

大随求菩薩(だいずいくぼさつ)

おん ばらばら さんばらさんばら いんじりやびしゅだに うんうん ろろしゃれい そわか

お坊様、これをさらさらさらーっと立て板に水で。

 

こういった真言を覚えるべく、お寺で修業なさっているのでしょうね。