未見の方は絶対に読まないでください。ネタバレのオンパレードです。
子供がスマートフォンで見つけた、「女王の教室」にはまったんですよ。見ろ、見ろといわれて、借りてきて見たら、家族みんなではまったんですよ。スピンオフこみで。そしたら、今度は、スピンオフで、たいそうないじめっ子を演じた役者さんが出ている映画を見つけてきて、それも、おもしろかったらしく、「転校生って知ってる?」なんて、聴いてくるじゃありませんか。大林監督の転校生が二つあるのは知ってましたが、旧の方は、わが映画人生で上位に食い込む大好き映画、ラストは永遠に頭にこびりついています。尾道三部作は好きすぎて、「さびしんぼう」は、神保町の映画専門古書店で、たしか、シナリオのバックナンバーだったと思いますが、購入した記憶があります。誰がどう見ても、青春映画の最高傑作、そして、大ロマンチストの大林監督、自身が撮った、a movieはすべて、大好きなはず。それを、撮りなおす?ってどういう事と思ってたので、長年、ニューは気にもかけていませんでした。でも、子供が、ニューを見たいというので、「それなら、まずは、旧を見てから」という約束で、家族でニューも見ることにしました。まずは、旧、いつ見ても、「さよならわたし、さよならおれ」になっちゃいますよね。ラストでバイバイした後の小林聡美は、卒業を思いだします。そして、ニュー。見たら、設定もセリフも大半は同じでも、まったく違う映画になってました。「さよならあなた、さよならおまえ」になってたんです。旧が青春との決別、失ったもののグッバイなら、ニューは若者よ生きろっていう監督のメッセージを強く感じました。全編音楽が絶え間なく流れ(寺尾沙穂のお歌もあり)、アングルが常に斜め、舞台も尾道ではなく長野(監督が学生時代に住んでたのかしら?)など、解けない謎がそこかしこに。わき役陣も重要な役を担っています。ラストも、旧ではオープニングと同じ設定で入れ替わりますが、ニューでは違います。両性具有の泉に一緒に落ちてもとに戻るんです。家族構成も、離婚してたり、亡くなってたり。ちょっと不思議をノスタルジーと合体させる、大林ワールドも、大林ギャグ満載で狙われた学園やハウスに近い感じ。なので、ニューもよかったです。大林感にあふれていました。ところで、いろいろ検索してたら、旧は、今、見れないらしいですね。はだかんぼがダメなのかしら?こんな、素晴らしすぎる映画が見れないなんて、残念です。ニコラス・ローグの「美しき冒険旅行」は見れるのにね。







