セクシー田中さん | 自分で癒やすこと 〜モドルミチ〜

自分で癒やすこと 〜モドルミチ〜

本来の自分にもどるため
心の奥底に光を当てるため
感性を取り戻すため
今ここで日々を生きるため
人とつながるため
自分で癒やしていく。
生きづらさ、苦しみ、不安、焦燥感、罪悪感と一緒に。

こんにちは


芦原妃名子先生の訃報に
心からお悔やみ申し上げます。


とてもショックでした。
砂時計の漫画、大好きで。


セクシー田中さんは
ドラマを見て、初めて漫画を知りました。


ドラマ、毎週楽しみにしていて
素敵な終わり方だったと
個人的には
なんの違和感も持たずにいました。


最後2話だけ脚本の書き手が変わったことにも気が付かなかった。


言われてみれば、
なんとなくの想像よりも
ふんわりと結末に着地した印象だったけれど。
個人的には、よく最終回で残されるモヤっと感が比較的少なかったのは覚えている。


あー楽しかったな。
全編通して素敵だったな。
木南さん、相変わらず最高だわ。
めるる、めちゃめちゃ可愛い上に、演技まで上手いんだな。
毎熊さんの笙野、面白すぎた。
前田さんの小西、大好きだった、今後も大注目。


そんな感じに、良かったなー!!って
ただただ、追っていたので。
のんきに賞賛していたので。


まさか、そんな事情があったなんて。
真相はわからないとはいえ。

悲しいです。


誰か特定の個人が悪いのではなくて。
誰か特定の個人が攻撃を受けなければならないのでもなくて。


きっと直に関わった
制作関係者
俳優さん
各窓口担当者
お一人お一人、いいものを作るために
一生懸命だったはずで
チーム一丸だったはずで
だからこそ、深夜枠に
あれだけ多くの人が魅了された。


ただ、そこには
原作者個人が心底大切にしているものが
違う方向にあった、ってことが
一つなんだよね。


それは、おそらく通じ合えなかった。
すり合わせられなかった。


巨大な組織と作家さん個人。


その図式には
持つ力、できること、に
やっぱり差がありすぎるように思いました。


NVC(非暴力コミュニケーション)を
提唱したマーシャル・ローゼンバーグ氏は
著書『わかりあえないを越える』で
巨大組織を「ギャング」と書いています。


“学校”とか
“企業”とか
“政治組織”とか
“警察”とか
そういう、なんていうか
権力だったり、強い大義名分で
ある一方向の主義主張をできる組織。


ギャング(大組織)を相手に
対話をすることの難しさが
本には書かれています。


ギャング(大組織)に属する個人個人は
それぞれ事情を持ち
個人の考えや想いを持ち
正義感や責任感だって持った上で
職務についていて。
だがしかし、その団体を代表して外部対応するとなると、団体の顔となり物事を進めることしかできない場合も多い。


そのジレンマを越えて
双方が納得する対話を成し得るためには
結局は、ギャングの中の「個人」
精神的につながることが重要なのだ。


ただそれは難易度が高く、
技術を要するし
根気よく向き合うための時間と環境だって必要だよな。


そんなことを
今回のことで改めて思ったのでした。


わかりあえないって
もどかしい。


実は共通する想いだってあるのに
相反する立場に置かれてしまい
なにもできないって
もどかしい。


主演の木南さんは
前に恋愛漫画家というドラマで
キャラの立つ人気漫画家さんを熱演されていて。


作家側の苦悩みたいなものを表現する
機会も経験している俳優さん。




関係する方はそれぞれに
この一件に向き合っているのだと思うし


無慈悲な誹謗中傷は
もうこれ以上増えなければいいのにと
思います。