全国優勝した高校を断り、弱小県立高校に進学!?したサッカー青年のおはなし -2ページ目

全国優勝した高校を断り、弱小県立高校に進学!?したサッカー青年のおはなし

県立高校受験を控えた1月、

テレビで輝いていたのは、昨年9月に断った高校だった。

そのときは何も感じなかったのだが…


2時間くらいは良いだろうと思い、

選手権の決勝を見ていました。




特別、思うところはなく

『いちサッカーの試合』です。




結果は、自分が断った高校が勝利し、

全国優勝を成し遂げました。




しかし、今思い出しても、

このときは本当に何も思っていませんでした。







ところで、

皆さんは人生の本当の後悔というものをしたことがありますか??




事の重大さを認識し、

本当の『悔しさ、苦しさ』というものを

感じ始めたのは、実際高校に入学してからでした。




今まで同じチームで一緒にプレーしていた選手が、




高校生のユース年代の最上級のリーグでプレーし、

メディアに取り上げられ写真やコメントを残し、

飛行機で東日本を飛び回り、

Jリーグのトップの試合に出ている人と試合をし、

U-18の日本代表をチームメイトに持ってプレーをしている。




そんな中、僕はいったい何をしているのかと・・・




いち県立高校に入学し、

土のグラウンドで左足でボールも蹴れない先輩のころころシュートの球拾い。




別に下手な人が嫌いな訳ではなかったが、

シュートを外しへらへらしては、

後輩に威張ってボールを取らせる。




さすがに、やっていられなかった。

だから、正直な話彼らの最後の大会では、初戦敗退を心底願った。

なぜならば、奴らがいなければボールが蹴れるようになるからだ・・・