共感する保育エピソード



わたしが、まだ、新米の保育士だった頃、

0歳児の担任になりました。

かわいくてたくさん愛情を注いでいたのですが、

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私の担当児だというのに、その子は

眠くなったり、

おむつを変えたりするときになると、

もう一人の先輩の先生の方がいいって、

いうのです。

ガガががーん子育て~保育士のブログ~ -0228.gif

ショックでした子育て~保育士のブログ~ -0229.gif



それから、数年後、

再び0歳児の担任をしたときは違ってました。

逆の立場になっていたのです。

私は、保育士として何が成長したのか?といえば、

子どものこころに共感する保育士

になっていたことではないか?と思っています。

泣いているときには、その不快感を共感して、

一度、その子どもの思いを言葉に表します。

もう、ねむいね
お腹すいちゃったね
いたかったねー
お母さんがいいのね
悲しかったね
このおもちゃほしかったんだね
いやだったのね。


嬉しいときも
同様です!




さて、今日は、

​友達を叩いちゃった


という事例です。

まず、ここで大切なのは、

その叩いてしまった気持ちをくみとることです。

「叩いたらだめでしょ!」

なんて、頭ごなしに叱りません。

叩いたのは、何かしらの理由があるからです。

おもちゃが欲しかった
使っていたのにとられた
相手から叩かれた
うるさかった
気持ちがうまく表現できない
眠かったからイライラしてた
発達に偏りがある

理由はなんでしょうか。

それを想像するのが保育士の仕事。


どうしたの?
そうか、このおもちゃで遊びたかったんだね。
わかるよ。これが、ほしかったんだね。
それで、
おともだち叩いちゃったんだね。


気持ちを理解してから、

嫌だったその気持ちを受け止めて、

でも、

叩くことはよくないことなのだと伝えます

叱るのではなくて、伝えています。




被害を受けた子は叩かれて身体が痛いから
庇うのは、

当たり前のことですが、

加害をしてしまった子だって、

心が痛んでいます。

心の痛みを理解して、まず、抱きしめたいですね。

そのうえで、

でもね、これで叩いたら、いたいよ。
貸してっていってみようか?
もう少し待とうか?
こっちのおもちゃで遊ぶ?
これもあるよ。



などなど、

叩かないで過ごせる方法を伝え、

トラブルを解決します。


手の出やすい子は

対応が繰り返しになることもありますが、

自分の気持ちを理解してくれる先生に

信頼を寄せるでしょう。



発達の偏りについてはまたの機会に書きます。



それでは、長文
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