昨日は節分でした。
節分といえばまずは豆まき。
「鬼は外、福は内!」
で鬼を外へ追い出します。
さらに、
玄関にヒイラギを飾ったり、
イワシを焼いて煙をモクモクさせたりと
鬼が家に入って来ないように
厳重なセキュリティを施します。
鬼に対する仕打ちは
セコムもビックリなストイックさで、
家内安全と無病息災が日本人にとって
どれだけ大切なことかを改めて知ることができます。
では、
僕が考えた家族が幸せになるメカニズムを
以下に紹介します。
1,
病気とか災いといった
「これから我が家に起きるかもしれないネガティヴな事柄」
に対する漠然とした不安がある。
これでは家族は幸せを感じることができません。
2,
このままでは対処ができないので、
それを「鬼」という見えるものにする。
3,
見えるものにすると対処がしやすくなる。
そこで考えられたのが、豆まきとイワシの煙。
4,
それらを用いて自らの力で鬼を追い払えば
我が家から不安はいなくなる。
5,
でもそれだけでは安心できないので、
幸せの象徴としての「福の神」を招き入れる。
6,
さらにヒイラギを用いて
結界をはることによって鬼の再侵入を防ぐ。
そうすることで、
「我が家には福の神しかいないので大丈夫」
という安心感を得ることができる。
7,
家は安心感で満たされ、
家族は幸せを感じることができる。
ということになります。
ちなみに、
不安を見えるようにするというのは、
カウンセリングでも用いられています。
今日は心理カウンセラーの視点で
鬼払いについて考えてみました。
毎年の節分に鬼払いをすることは、
家族の幸せにつながるということを
再確認できました。
家族が幸せであるということは
家族を構成するひとりひとりの
距離も近く、つながりも強い。
そう言えるのではないでしょうか。
家族の幸せを願って、
毎年の鬼払いを行うことは
とても良いことだと思います。
そして、痛い役を買ってくれている
”優しい鬼さん”に
感謝しないといけないですね。