カウンセラーの心構え | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは。


今日も産業カウンセラーの資格試験に向けての勉強をしています。


今日はすでに眠いので、新しい範囲に進むのはやめて、今までの復習をしています。


テキストで基本の再確認をしていく中で、久しぶりに「カウンセラーの心構え」についての説明を読みました。


今日はそれを、項目のみ簡単にまとめて紹介します。



カウンセラーの心構え


①クライエントが言おうとすることの意味を聴き、気持ちに応える


②準拠枠で聴かない(自分の価値観や先入観に支配されてはいけない)


③結論を急がない(まず、良い聴き手になる)


④「無知の姿勢」で聴く


⑤正しく理解できているかどうかを確認する


⑥クライエントの全体に気を配る(言葉以外の非言語的な表現)


⑦自分に気づく(クライエントに触発され、動揺し影響を受けやすい自分自身の傾向があることに気づかなくてはならない)


(参考文献:産業カウンセラー養成講座テキスト)



時々振り返って、反省することは大事ですね。


上記の7つの項目はどれもが必要なことですが、私は④の「無知の姿勢で聴く」について、自分自身で反省させられることが何度もありました。


相手の話を聴きながら、あくまで相手に寄り添いながら、同時におおよその見立てもしていくわけですが、ここで気をつけたいのが「分かったつもりになってはいけないこと」


分かったつもりになるということは、②の「準拠枠」で聴くという(やってはいけない)ことに関連づいてくると思います。


そして、勝手に先行して③の「結論」を頭の中で作ってしまうことにつながりかねません。


そうなると相手の話をしっかり聴くということができなくなりますよね。


(勝手なストーリーを頭の中で作り上げている状態なので)


話し手の人からしても、自分の話をしっかり聴いてもらっているという実感が得られなくなるのではないかと思います。


私自身、話し手の立場のときに、「ああ、この人は私の話を聴いていないんだなぁ」と思ったり、「この人には話をしても無駄だなぁ」と思ったりしたことが何度もあります。


そして、「もう二度とその人に、悩みを打ち明けるのはやめよう」と思ったこともあります。


(これは、本当に心に強く刻まれました)


私はカウンセラーとして、そうならないように、これからずっと気をつけていきたいと思います。


これからたくさん経験を積んで、知識もたくさんつけて、自信も大きくなっていくと思いますが、そんなときこそ要注意。


あくまで謙虚に自分を振り返り、「できたつもりにならない」ように気をつけていこうと思います。


特に、上から目線などはもってのほかですね。


私がクライエントなら、そんなカウンセラーには絶対に話を聴いて欲しいとは思いません。


産業カウンセラーの講座中にも先生から「これから上達して自信を持てるようになっていくだろうけど、天狗にだけはならないでね」というアドバイスをいただきました。


10年経っても20年経っても、気をつけ続けていこうと思います。



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!