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こんにちは!
今日は、先日読んだ斎藤一人さんと柴村恵美子さんの本、『器』の中から、斎藤一人さんがとても大切にしておられる考えを一つ採り上げて書いていきます。
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『人は、他人の機嫌をとってはいけません。
自分の機嫌は自分でとらないとダメなんです。
それに、人に自分の機嫌をとらせているような人は嫌われるの。
そして、人の機嫌をとっていると、今度は自分がイヤになってくるの。
だんだん、腹が立ってくるの。
だから、自分の機嫌は自分でとらないとダメなんです。』
(『器』斎藤一人さん、柴村恵美子さん著(サンマーク出版/2012/P144)より引用)
「自分の機嫌は自分でとる」
私もこれは、とても大切なことだと思います。
心が不安定だったり、安定した自尊心を保てなかったり、欠乏感を抱いていたりすると、自分を満たすということを、他の人に求めがちになることもあると思います。
私自身、昔、自分の心が不安定だった頃は、やはり他の人に自分の心を満たすことを、どうしても求めてしまっていました。
私は直接自分のことを褒めるように要求したりはしなかったのですが、仕事上で賞賛を得るために、必要以上に一生懸命やり過ぎていたと思います。
仕事の結果を出すためにではなく、賞賛を得るために頑張っていたわけです。
今思うと、頑張りどころがちょっと違っていたなと思います。
それに、私はきっと「賞賛してくれ」という要求を言葉にしないまでも、態度や雰囲気で発していたことでしょう。
うざい奴ですね。(笑)
そんな私ですが、今では自分の機嫌は自分でとれるようになってきました。
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例えば、子供が親にもっと自分に関心を持って欲しい、もっと褒めて欲しいと思うのは、当たり前のことであり必要なことだと思いますが、身内でもない人にそれを求めるとおかしなことになってきますよね。
人はそれぞれ自分や家族等のことに一生懸命になって生きているので、他人から関心を持ってくれと執拗に求められてもそれどころじゃなかったり、そもそも関心がなかったりすることも多いと思います。
また、人は誰かの機嫌をとるために生きているわけではありませんし、世話役でも召使いでもありません。
だから、他人に自分の機嫌をとることを要求しても、望んだ反応が得られないことも多く、決して満たされないのではないかと思います。
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人それぞれに必要な学びがあったりして一概には言えませんが、もし「自分の機嫌を自分でとれるようになりたい」と思った方がおられましたら、今がそれに取り組むタイミングなのかもしれません。
ぜひ信頼できるカウンセラーのところに行って心の中にあるものを吐き出して、カウンセラーと一緒に「自分で自分の機嫌をとれるようになること」を目指して、取り組まれることをお勧めします。
今よりずっと満たされて、楽になれると思います。
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私自身は、自立した人間同士の関わりをとても快適に感じています。
「こんなのあるけどどう?」と提案されても、決めるのはこちらの自由ですし、無理に褒めることも要求されないので、自分の心のままに相手を褒めることができます。
また、執着されたり依存されたりする恐れがなく、操ろうとされることもないので、構えずに心を開くことができます。
私はそういう人間関係が好きです。
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良いカウンセラーの条件として、「自分で自分の機嫌をとれること」は必須だと思います。
なぜならそれが出来ないと、クライエントさんを自分の機嫌をとるために利用してしまうからです。
私はその辺をしっかりしながら、自分の価値観にとらわれず、目の前にいるクライエントさんにしっかり寄り添っていこうと思います。
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!
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