無意識と意識の両方からアクセスできるもの | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日は、石井裕之先生の『コミュニケーションのための催眠誘導』という本を読んでいます。


この本は石井先生の一作目の本(の文庫版)で、相手の潜在意識に働きかける方法~ラポールの作り方、ダブルバインド、分離法、結合法、混乱法等~について分かりやすく学べる一冊です。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


読み進めていくうちに、当然知ってはいたけれど、改めて文章化されたものを読むことによって「なるほど。そうだよなぁ」と振り返ってみることができた部分を引用します。



『呼吸というのは意識と無意識の境界にあると言われます。

たとえば心臓の鼓動や胃腸の動きを意識でコントロールすることは普通はできない。

自律訓練法などのトレーニングによっては可能ですが、普通は無意識がつかさどっているのです。

しかし、呼吸に関しては無意識と意識の両方からアクセスすることができる。

意識しなくてもきちんと呼吸しているし、意識して呼吸のリズムを変えることもできる。

その意味で呼吸は意識と無意識の境界にあると考えられ、呼吸を意識的に制御することで潜在意識をコントロールできるというわけです。』


(『コミュニケーションのための催眠誘導』石井裕之先生著(光文社知恵の森文庫/2006/P60-61)より引用)



「呼吸に関しては無意識と意識の両方からアクセスすることができる」


確かに、緊張しているときは呼吸が浅くなったり(無意識)、その緊張をほぐすためにゆっくり深く呼吸をしてみたり(意識)、無意識と意識の両方からのアクセスは日常的にやっていますよね。


何を今更と言われるかもしれませんが、改めて振り返ってみると、いかに普段意識していないかが分かって、それもまた面白いと思いました。


腹式呼吸、丹田呼吸、瞑想、気功、催眠誘導等、意識的に呼吸をコントロールしながらも、何らかの形で無意識にアクセスする方法はたくさんありますよね。


それに、ただアクセスするだけでなく宇宙とのつながりを感じてみたり、エネルギーを増幅させるために活用したり、呼吸自体はいつもやっていることですが、どこか無限の可能性を感じさせられます。


私の中にも呼吸に関する様々な知識があるのですが、色々なところからの寄せ集めで今ひとつ頭の中で整理されていないので、しっかり学び直そうと思いました。


呼吸法の活用が有効だと思われるクライエントさんに、それぞれの症状に合わせた方法をしっかりお伝えできるようになっておきます



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!



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