こんばんは~。
今日は、岡田尊司先生の本『人を動かす対話術』を読んでいます。
読んでいるうちに、「聴く」ということはこういうことなんだと教えてくれる文章に出会いました。
『優れた心理療法家や精神療法の大家とされる先生方すべてに言えることは、聴く際の心の入れ方や、反応の仕方がものすごく深く、気持ちがこもっているということである。
共感的な応答が豊かに示され、話をしている人は、こんなにも熱心に聴いてもらえるということに、感動に近い思いを味わうことも多い。
それだけで心を動かされるのだ。』
(『人を動かす対話術』岡田尊司先生著(PHP新書/2011/P52)より引用)
私はこれを読んで、自分はまだまだ全然できていないなぁと思いました。
それに、ちょっとやそっとではできたつもりになってはいけないなぁとも思いました。
「ものすごく深く、気持ちがこもっている」
「共感的な応答が豊かに示され」
「(話し手は)感動に近い思いを味わう」
これを実現するには、上辺だけで共感しているふりをしたり、何となく相手を理解したつもりになるのではなく、相手の心を深いところまで汲むことが求められると思います。
もちろん、自分の準拠枠に左右されずにです。
そして、心を汲んでいること、理解していること、共感していることを、相手に伝わるように表現する能力も求められますよね。
それもただ伝わるレベルではなく、心と心が響き合うくらいのレベルで。
そう考えると、自分は共感力についても表現力についてもまだまだ全然足りていないなぁと思いました。
上記のことができてはじめて来談者中心療法本来の力を引き出せるのかな。
簡単ではない道のりですが、心を引き締めて、自分を磨いていこうと思いました。
今日も、ありがとうございます!
皆さまがニコニコ笑顔でありますように!
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