二匹の蛙 (『アドラー心理学入門』で学ぶ①) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


心理学(精神分析)で、特に有名な先生といえば、フロイト先生ユング先生がいらっしゃいます。


今日は、そのお二人の先生と同時代の精神科医であるアルフレッド・アドラー先生によるアドラー心理学の勉強をしています。


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初めて学ぶアドラー心理学ですが、現在の自己啓発の本や願望実現の本と共通する記述が多く見られます。


日本では、アドラー心理学そのものは、あまり知られていないそうですが、アドラー心理学に影響を受けている思想や本は、多岐に渡るものと思われます。


また、今日使われている意味で、「劣等感」という言葉を初めて用いたのもアドラー心理学だそうです。


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半分、自己啓発の本を読んでいるような感覚で読み進めていくと、例えが面白い話が載っていましたニコニコ




『二匹の蛙の話があります。

二匹の蛙がミルクの入った壺のふちのところで飛び跳ねていました。

突然、ミルク壺に落ちてしまいました。


一匹の蛙は、ああもう駄目だ、と叫んで諦めてしまいました。

そしてガーガー泣いて何もしないでじっとしているうちに結局溺れて死んでしまいました。


もう一匹の蛙も同じように落ちたのですが、しかし何とかしようと思って

もがいて足を蹴って一生懸命泳ぎました。

すると足の下が固まりました。ミルクがチーズになったのです。

それで、ピョンとその上に乗って外に飛び出せました。

私たちができることはそういうことなのです。』

(『アドラー心理学入門』岸見一郎先生 著より引用)



アドラー心理学では


悲観主義・・・何ともならないと諦めて結局何もしない。

楽天主義・・・大丈夫、何とかなると考えて結局何もしない。


ではなくて、楽観主義を子供達に吹き込む必要を説いています。


楽観主義についての説明を引用すると



『このような悲観主義でも楽天主義でもなく、ここで私たちが選べる選択肢は、何とかなるかどうかわからないけど何ともならないと考えることはない、とにかくできることをやろうと思ってできることをする・・・・・・

これが楽観主義です。

とりあえず、できることをしてみれば事態は変わるときは変わります。』

(『アドラー心理学入門』岸見一郎先生 著より引用)



これは、いつも自分にインプットしている言葉に非常に近いです。


私も、どこかの経路を通ってきたアドラー心理学の思想に、知らず知らずのうちに影響を受けているのかもしれませんにひひ


今日は、カウンセリングの勉強というよりは、自己啓発的な内容となりました。


とても身近で実践的な心理学、それがアドラー心理学だと思いました。



今日も、ありがとうございます!



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