乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故を受けて
JR西日本が行った人的要因が安全に与える影響についての研究で、
「上司と部下の関係が悪化していれば、上司にほめられても
部下の責任感は低下する」などとする結果が出たことがわかった。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が
「運転士への懲罰的な日勤教育が事故の背景にあった」と指摘。
JR西は平成18年6月、社内に「安全研究所」を設立し、人的要因の観点から安全を研究してきた。
この一環で、「効果的なほめ方、しかり方」について、
運転士や管理職計530人にアンケートなどを実施。
部下が工夫した点を上司が評価した場合は業務への責任感が上昇するが、
評価しなかったときは責任感が低下することがわかった。
ただ、上司との関係が悪ければ、責任感が低下するという結果も出ており、
「上司と部下の関係が良好な状態を保ったうえでほめることが重要」(同研究所)としている。
このほか眠気防止やベテラン運転士と若手運転士の比較など
計9項目の研究成果をまとめており、JR西は「現場の業務に反映させたい」としている。
(産経ニュース:08.10.20)
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マニュアルなどにある「部下は褒めろ」というのをそのまま鵜呑みにしてもダメという証明でしょう。
また、評価することと褒めることと同意ではなく、怒ることも評価の一つであり、
評価しない上司というのは褒めない上司ではなく、無関心な上司のことだと思います。