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ども
阿久津です
ここ数日風邪をひきましてダウンしてました
いやー涼しくなると
油断してしまうものですねー
皆さんもお気をつけくださいね
さて、今日はフランキー絡みで
セニョールピンクのお話を
本当はフランキーの仲間になるシーンに
しようかと思ったんですが、
こっちを先に考えてみました
今日のストーリーは
ドレスローザ編から。
ＳＭＩＬＥ工場を守るセニョールピンクと
工場を破壊しようとしているフランキーの対決の場面です。
えー、まぁもろもろありまして、
決着はフランキーなんですけど、笑
（このあたりはコミックでお楽しみください。笑）
最後セニョールがフランキーの技を
くらってる時にいろいろ回想するシーンがあります。
セニョールピンクって
不思議なかっこしてるやつなんです。
赤ちゃんのかっこしてると
思ってもらえればいいですが、
なんでそのかっこをし始めたのか
そのストーリーが回想されていきます。
セニョールは実は昔から不思議なかっこをしていたわけでは
ありませんでした。
高級スーツを着て暴れまわる
ドフラミンゴの仲間・・・海賊だったわけですね。
たまたま町で雨宿りしていた時出会ったのが、
ルシアンという女性。
セニョールとルシアンはやがて結婚し、
ギムレットという男の子を授かります。
ルシアンが嫌いなものは海賊。
セニョールは海賊だったわけですけど、
銀行に勤めているという嘘をついていました。
それはそれは幸せな毎日を過ごしていたんですが、
ある日ギムレットが死んでしまいます。
セニョール「ギムレットが・・・・！？
死んだ・・・？」
ルシアン「ちょうど一週間目・・・
あなたが急にいなくなった日
突然この子の熱が上がって・・・・
病院に行ったけど・・・・ダメだった・・・」
セ「ギムレット・・・」
ル「ウソつき
銀行には何度も連絡したわ！
そしたらあなたみたいな社員はいないって！！
あなた一体何の仕事してるの！？
ウチにあるのは何のお金！？
もう父親の資格もない！！！
バカにしないでよ！！！」
セ「待てルシアン！！
外はまだ嵐だ！！！」
ル「ついてこないで！！！」
セ「（違うんだルシアン 君にすべてを話せないのは・・・！！）」
嵐の中飛び出したルシアンは
不幸な事故に巻き込まれ
植物人間になってしまいます。
感情を表に出すこともおそらく二度となく、
命すら危ういという状態でした。
セニョールは毎日お見舞いに行きました。
返事が聞きたい、
声が聞きたい、
もう一度笑ってほしい、
その思いを込めて。
毎日通っていましたが、
感情は現れることなく、
自責の念が募るばかり。
そこでセニョールは
あることを思いつきました。
セ「ルシアン ほら・・・
ギムレットのボンネットを見つけたんだ！
似てないか？
あいつはおれ似だったから
・・・ごめんよ 冗談が過ぎたね・・・・
こんな格好人に見られたら・・・
！」
ル「（ニコッ・・・!）」
この日からセニョールは
ギムレットのボンネットをかぶって
お見舞いに行くようになりました。
そんなセニョールに周りは驚きます。
それはそうです。
高級スーツを着てたわけですからね。
「みろー 変態だ!!」
「変態が通るぞキモチわりー！！」
「笑っちゃ悪いよ・・・
あの人は息子を失った直後 奥さんが大事故に・・・・！！
そりゃ心も壊れるさ・・・・！！！」
なんと言われようとも
セニョールはギムレットのかっこを
することをやめませんでした。
セ「おれにとっては・・・・
どんな高価なスーツより
値打ちがあるんだよルシアン
この服を着ている間だけ・・・
キミが微笑んでくれるから・・・・！！」
という場面
いやぁかっこいい。。。。
かっこいいぜセニョール！！！
漢の中の漢といった感じですが、
今日ここでお話するのは
「目的論」
という考え方です。
アドラーは
「人の行動には
目的がある」
と考えました。
今回セニョールがなぜ
ギムレットの恰好をし始めたのか？
という話でしたが、
僕たちがよく耳にするのは、
何か原因があって結果がある
という考え方ではないでしょうか。
今回のケースで言えば、
ギムレットの死、
ルシアンが植物人間になってしまったこと
「笑っちゃまずいよ・・・
そりゃ心も壊れるさ。。。」
このような原因があったから、
だから、
セニョールは心が壊れて
ギムレットの恰好をし始めた
これが原因論
という考え方です。
アドラーはこう言った立場には立ちませんでした。
先ほどもお話しましたが、
「人の行動には目的がある」
と考えてみる
ことをアドラーは考えたんですね。
原因論というのは過去に答え
を求めますが
目的論はいわば未来に答え
を求めるわけです。
この人の行動には未来どんなふうになりたい
目的があるんだろう？
ということですね。
今回のセニョールで言うと、
すごくシンプルですね。
セ「おれにとっては・・・・
どんな高価なスーツより
値打ちがあるんだよルシアン
この服を着ている間だけ・・・
キミが微笑んでくれるから・・・・！！」
セニョールはルシアンに笑ってほしかった。
ただこれだけだったんですね。
過去の原因があって
心が壊れたから。。。ではなくて
ルシアンに笑ってほしい
という未来の目的があったから
セニョールはギムレットの
恰好をし続けた
というわけです。
ちゃんと行動の目的がありましたね。
こんな風に
「どんな目的があるんだろう？」
と考えながら他の人の行動を
見てみたり、聞いてみたりしてみるといいですよね。
もちろん、自分の行動もです。
何が悪かったんだろう？
何がいけなかったんだろう？
という過去の原因を探すよりも、
未来どうしたいんだろう？
ここからどうしていきたいんだろう？
という目的を考えるほうが
現実を変える力が強い
とアドラーは考えたわけですね。
この目的論という考えた
とても便利な考え方なので
ぜひ使ってみてください
ではでは