(ブログを守ってくれているフクロウさん)
こんにちは。
ココロセラピストTATSUMIです。
いつもありがとうございます。。
ある早朝、急にある映画(DVD)を見たくなりました。
最初は気のせい(?)だと思ってそのまま寝ていたのですが
いてもたってもいられなくなって導かれるように
結局、見入ってしまいました。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
という作品です。
僕は自他共に知るアメコミ好きです。
(※詳しくは無いですが)
ただ好きなヒーローはたくさんいるのですが
何故か急にコレを見たくなったのです。
知らない人はいないと思いますが
スーパーマンもバットマンも世界中で人気の
スーパーヒーローです。
なんで急にこれが見たくなったのかは
わからないのですが、とにかく見ました。
引き込まれました。
簡単にあらすじを説明すると
タイトル通りです。
スーパーヒーロー対決です。
ぶっちゃけ、それだけなんです。
設定もシンプルだし。
でも、今の僕にはそのシンプルさこそ
必要だったみたいです。
***
バットマンは大富豪で財力なら
地球最強クラスだと思います。
でも彼自身は満たされていないんですね。
消えないトラウマもあるし。
だけど彼なりに人生を諦めているわけでは
なくて一生懸命生きている。
コスプレ怪人ですが…。
フィクションだから…とか
そういうツッコミは抜きにして。
スーパーマン。彼もまた名前の通り超人ですが
幸せに思い通りの人生を歩んでいるかというと
決してそういうわけでもありません。
まず、設定を思い出して
自分の中で腑に落ちたのです。
「みんな、いろいろあるよね…」
と。人生いろいろです。
あちがち設定ではありますが
この当たり前なことを、案外人って
忘れてしまうものみたいです。
***
ちなみに誰がどう考えても
スーパーマンの方が強いです。
人間じゃないですから。
ただ、改めて考えると
それを承知で戦いを挑むバットマン。
これがカッコイイ。
だって普通に考えたらスーパーマンを
本気で怒らせたら虫けらのように
踏みつけられて終わりです。
バットマンは
【信念】と【覚悟】があるから
カッコ良いんだよなって改めて思いました。
一方スーパーマンは冤罪で
地球の脅威みたいに思われてしまいます。
スーパーマンは育ての親が良かったのか
めちゃくちゃ良い人です。
ホント、友達になりたいです。
でも、人ってその人の本性(本当に良い人ということ)を
知らないと、世論に流されてしまうわけです。
濡れ衣を着せられた痛みって
本当に耐えられないです。
自分以外、みんな敵…みたいに思えてきますし
生きていることすらイヤになります。
しかもスーパーマンはアメリカ人の大半を
敵に回します。
これっていわゆる【マイノリティ差別】ですよね。
人とちょっとでも違うと迫害対象にされてしまう。
それでも彼は【誠実さ】を貫き通すのです。
「さすがスーパーヒーローは違うよなぁ…」
という目で見たら、僕はそんなにこの作品を
楽しめなかったかもしれません。
でもスーパーヒーローという凡人ではない
存在として描かれてはいるけれど、
これってスケールの問題で実は
自分たち自身にとっても大事なことなのです。
他人事ではないのです。
***
そもそも【正義はひとつではない】のです。
だからこそ、どちらも正義でも目指すところは
同じでも手段が大幅に違ってくるのです。
ここも、特に重要なポイントです。
スーパーマンは冤罪で悪人に仕立て上げられました。
それでも彼は人間を愛しています。
バットマンは正義のために命を賭けてスーパーマンを
倒そうと決意しました。
まさにここがリアルで。
どちらも正義なのです。
しかも、スーパーマンは冤罪ですから。
可哀想過ぎます。
世の中には残念ながら悪人という者が存在します。
性善説、性悪説の話しはさておき。
そして僕たち人間は情報をどう認識して解釈するか
で次の選択肢、あるいは人生の方向性が
大きく変わってしまうのです。
これも、とても重要なことです。
だってバットマン、一歩間違えれば
冤罪を信じて命を賭けて罪の無い人に戦いを挑んで
しかも負け決定ですよ。悲しすぎますよね。
冤罪のままバットマンがスーパーマンを
倒してしまったらスーパーマンはもっと
世間に酷い扱いをされますよね。耐えられません。
もう、良いことないわけです。
ちなみにそれでスーパーマンは良い人なので
…ってこれ以上はネタバレになるので自粛しますね。
***
改めて見終わってみると
・自分の価値観
・世間の認識
・相手の立場
・真実
・情報操作や嘘、勘違い
・正義と悪
・差別や偏見、思い込み
・矛盾や葛藤
・信念
・覚悟
・行動
これらのことが頭の中をぐるぐると
駆け巡りました。
ヒーロー対決という思いっきり
シンプルな構図なのに
実はいろいろな学びが散りばめられていたのです。
少なくとも僕にはそう感じられたのです。
僕は凡人です。
でも、これらのポイントを常に頭の中に
入れておけば、いつでも軌道修正
できるのではないか。
ふと、そんなことを思ったのでした。