余命半年―。
「今」この幸せを、生きていく。
妻と2人の子供、幸せな家族4人。
何不自由なく暮らしてきた48歳の中堅不動産会社部長・藤山幸弘は、今まさに人生の"円熟期"を迎えていた。しかし、ある日突然、医師に肺がんで余命半年と宣告されてしまう。
その時、彼が選択したのは、延命治療でなく、今まで出会った大切な人たちと直接会って、自分なりの別れを告げることだった。
これまでの人生を振り返って、自分が生きた時間とはこういうものだったと、しっかり見極めて死にたいと思ったのだ。
それは妻・美和子と、夫婦としてあらためて向き合うことでもあった。
すべてを妻にさらけ出した夫。そして、夫のすべてを受け入れた妻。
23年間を共に過ごしてきた夫婦にとって、この最後の半年間は、忘れ得ない、かけがえのない時間となる―。
この映画は、親父が亡くなる前に、しつこいぐらい僕に「映画観に行こう」と、誘って来ていた映画でした
今日が、四十九日で、祭壇のあるリビングで家族揃って、最後の日に『象の背中』を観賞しました
母親への、親父からの【遺言】かと、思えるような内容にでした
親父は、突然、職場で倒れ、最後まで何もコトバに残すことも出来ない状態でした。
心臓マッサ-ジ中、母親は「何か言って」と、親父の顔を触り・・・泣き叫んでました
今も、祭壇の前では、「お父さんは、幸せだったんやろか」と、つぶやいています
内容が、親父の人生と似ている点は全くなかったけど
親父は、昨日と言う日を選び、母親への最後のメッセ-ジを贈った気がしました
スタッフNo.②