先日、僕はメイド喫茶という所に行ってきた。
人生で1度は体験してみたいと思っていた。
しかし、やはり、初めての場所という所は入ることでさえ緊張する。しかも、相手はメイド喫茶である。
入ることに、躊躇い、入るだけで1時間ぐらいぐだついていた。jkの中身のない話ぐらい、中身のない1時間であった。
まぁ、ぐだついてても仕方がないと思い、決心してメイド喫茶に入った。
入った。
いや。
入国した。
そこは、異世界であった。
日本にこんな場所があったのか。
僕は人の趣味を否定するなんてことはしたくないし、周りにどんな目で見られたって、本人が楽しければ、幸せであれば、それでいいと思っている。
そこに、他人が「え?お前それはきもくね?」と口を挟むのはおこがましい行為だともおもっている。
しかし、思ってしまった。客を見て思ってしまった。もちろん口にはだしてない。
「きしょすぎる。これは。見てて辛い。」
もちろんこの場では、他の客からは僕がそのように見られていたに違いない。場違いなのは僕だと分かっている。勝手にこのような場に来て、勝手に心の中で他人をキモイと言うなんて、論外であると、自分でもおもう。
しかし、思ってしまったのはしかたがないのだ。
「きしょすぎる。これは。見てて辛い。」
まぁ、そんなことは、僕が悪いのでどうでもいいのだ。話を変えよう。
ここは、夢の国というコンセプトであった。
修羅の国の間違いではないかと思ったが、どうでもいいことだ。
入国手続きという名の自己紹介、パスポートという名のポイントカード見たいのが渡された。
そして、ワンドリンク制なので飲み物を頼む。
ドリンクを頼むと、メイドがドリンクを作ってくれる。(バーでよくシャカシャカやってるやつ)
そのシャカシャカしてる時にメイドが店内中に響き渡るマイクを使い、ご主人様から注文が入りましたー!!と叫ぶ、店内の目線は全てこちらに向く。
僕は前世でなにか、とんでもない罪をおかしましたか?ねぇかみさま。
苦痛だった。今すぐにでも逃げ出したかった。
しかし、それだけでは終わらない。マイクを使って歌い始めるのだ。
そして、歌の途中で、
「ご主人様その場で立って〜」
(店内中の目線が僕に降り注ぐ)
「そしたら〜、、、今日一可愛いポーズまで??」
は???俺がやるん????
「3!2!1!ハイ!!!」
もはや、、、死にたかった。
もう、帰りたい、これ終わったら還ろう(土に)。。。
その矢先である。。。
「もう一度行くよ〜」
拷問である。きっと僕の前世は拷問官だったに違いない。その報いが現世で行われているのだ。
「そしたら〜。今日一カッコイイポーズまで??」(店内中の目線が僕に降り注ぐ)
もう何も考えられない。脳みそが溶けていくような感じがした。
「3!2!1!」
なんだか、ふわふわしてきて銀河がみえてきたきがする。宇宙はこんなにも壮大であったか。
このような悟りを開きかけるぐらいの辛さであった。。。。
しかし
メイド喫茶は
素晴らしい場所である。
多分ここに来てる客は、今まで、社会的にはみ出しものの位置にいたに違いない。
青春(青春にも人それぞれの形はあるが、ここで言う青春は、一般的に想像する青春とする)とは、無縁の生活を送ってきただろう。
もしかしたら、いじめられていたかもしれない。
日本という場所は強調性がなければ、疎まれる社会である。
個性を大事にしようとか、綺麗なうわ言を大人は述べているが、結局、強すぎる個性は、社会から排除される。
しかし、メイド喫茶は、そんな人たちが全力で、楽しめる場所になっていた。
ニコ・ロビンが麦わら海賊団という最高の居場所を見つけたように。
オタクがメイド喫茶という最高の居場所を見つけたように。
誰にでも、居場所は見つかるのだと。そう思わせてくれる場所であった。
僕は伝えたい。学校、職場、もしかしたら家。で、居場所がなくて、辛くて、苦しくて、悩んでいる人は大勢いると思う。
そんな時は1度、メイド喫茶に行って見て欲しい。
もしかしたらそこが、君の居場所になるかもしれない。
そうでなくても、(本当に言っちゃ悪いけど)こんな人達が最高に楽しんでいる居場所があるんだ。僕にもこういう場所が見つかるかもしれない。と思うだろう。
世界が広くなる。君が生きている世界は学校だけじゃない。職場だけじゃない。家だけじゃない。外に出てみれば無限にそれぞれの居場所があるのだ。居場所がないなんて悩む必要は無いんだ。
無限にある中で、1つ、見つかるなんて容易いことだ。
もっと気楽に生きてこうぜ。
きっと大丈夫。絶対人生を楽しくしてくれる居場所がある。
僕はメイド喫茶でこんなことを学んだ。
ありがとう。