■病気を遠ざける心の環境

 

意識や心の持ち方・ストレスマネジメントに関する様々な身体と心の関係性において

生じる病気。

 

その予防には行き着くところは、次の3点にあるのではいかと考えています。

 

1        爽やかである事

2        穏やかである事

3        朗らかである事

 

いかがでしょう? 現代社会教育では、何かが出来ること・知識を得ること・社会の道

徳性を学ぶ教育は昔と比較してたくさん存在します。

 

しかし、どのような精神性を身につけていくか? という事については、手薄のように

感じます。

 

いかがですか?

 

子供さんがいらっしゃるご家庭での家庭内教育において、勉強やその他のことも含めて、

たくさんの知識を得ることや、何かが出来ることに対しては過剰なほど関心が高いよう

に見受けられます。

 

それは産業を見ればよくわかります。学習塾や様々な習い事などの多種多様な子供を相

手とする業種がたくさんあります。

 

恐らくそれは、江戸時代末期から明治にかけて、それまでに日本では存在しなかった西

洋学問を学んで、近代社会国家への成長を成し遂げる意志のなごりではないかと推測し

ています。

 

たくさんのことを知っている。あるいは何かが秀でて出来る。という事=素晴らしい人間

という公式は成り立ちません。

 

話は少しずれましたが、人間そのものをクローズアップした場合、心と健康を考えるとき

に、「爽やかである事」「穏やかである事」「朗らかである事」。

 

いつ何時も、この3つの心を保ち続けることが出来るように、自分自身の心を操縦してい

く事が特に大切だと思います。

 

ガン患者さんに時々お見受けするのが、「不安」の中で生きていらっしゃる方。 お気持

ちはお察しします。 一時の不安は大変有意義なことで、「不安があるからこそ自身を省

みて自己を進化させていく」きっかけとなる。 そうすることで、新たに成長したご自身

や生活自体が変化していくことでしょう。

 

不安には、そのような良い作用があるのです。

 

ですが、いつまでも不安にとらわれた自身でいないと言うことが大事では無いでしょうか?

 

逆に、一生懸命に、これをしなければならない。こんなことをしていると治らないからダメ

だ!  なにか有益な情報は無いかという事でネットばかり検索している。

 

このような方もいらっしゃいます。

 

どちらも自然治癒力は湧き出てこないでしょう。

 

日々の生活において、「爽やか・穏やか・朗らか」で自身がいられるように自己研鑽し

てみてはいかがでしょうか?

 

これは他人や物ではほとんど役立たないと思います。 ご自身でしか出来ないことです。

 

自分が「自分の羅針盤」を形作っていくことが出来れば、健康や病気という枠を超えて、

豊かで有意義な人生が送れるのではないか?

 

そのように思います。

 

さあ・・・「爽やか・穏やか・朗らか」とはどういう心なのか?

どのようにすれば、このような精神でいることが出来るようになるのか?

一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか?