こんにちは
埼玉ときどき長野
心屋認定講師
晴れる屋まゆこです
気づけば、お久しぶりのブログになってしまいましたが、約１年闘病した母が、６月１日に旅立ちました。
親は、ベストなタイミングでこの世を去る、、
と、どこかで聞いたような気がするけど、
まさか、この日だったんだ！！？？というタイミング。
４月下旬に「あと一か月」と主治医に言われてから、いや、本当に一か月だったことも驚きだけど、
たまたま私と弟が日帰りで長野に行ったその日、
お昼には、まだ意識があって、少しお茶も飲めたのに、
その日の夕方、私たちが帰路の途中に病院から電話が来て、折り返して病院に着いたのは、
母が旅立った６分後でした。
主治医にも、あと数日と言われてたし、
まだ大丈夫、そう思っていたから、
あまりにも突然で、
「今日だったんだ。。」という気持ちと、
長野に日帰りで行こう！と「前日に」決めた私と弟の不思議なタイミングや、
この一か月のことを思っても、
友人にも会い、
家族みんなに会い、
３日前は父にも会い、
すべての事柄が絶妙で、
心から「あっぱれだよ！お母さん！」と
思えた最後でした。
そこからは、慌ただしく通夜、葬儀と、
過ぎていったのですが、
今、思い返しても、
悲しさと楽しさが半分ずつの、
葬儀ツアーのような
不思議な感覚は、
私ひとりではなく、
私の家族や父や弟たちの家族や
親族たちと一緒にみんなで協力して母を見送れたからかも。
そして、
まだ言葉には言い表せないくらい、
大きな大きなギフトをもらったような気がします。
思えば、親の介護とは、様々な感情が噴出してきたりします。言葉にイラっと反応したりもします。
けれど、いかにその感情を整理し、
言葉の反応を最短で終わらせるか、
それを意識し続ける闘いでもありました。
余命宣告を受け、
徐々に弱っていく母を見つめながら、
だって、もう、ケンカしてふてくされる時間が無い、拗ねる時間が無い、
「時間が無い」とはそういうことでした。
それでも子どもには強気だったり、
イライラをぶつけてきたりの母に、
離れてみたり、
時にはケンカしたりしつつ、
でも、
とらえ方を変えてみたり、
どう考えて、どんな解釈をすればいいか、
どう意識を変えればいいか、
自分だけじゃ無理な時は、
とにかく誰かに聞く、相談する、
ただただ話しを聞いてもらったり、
それはすべて、
心を整えてまた淡々と介護に向かうため。
そう、
分かり合えなかった母と、
感情的にならずにフツーに会話するために、
めちゃくちゃ意識してきた一年でした。
その結果、
「無理に分かり合おうとしなくていい」
「ただフツーに喋るだけでいい」
という、
たったそれだけのことが、
長年出来なかったんだなぁと。
でも、
たくさんの「湧き出る感情と対峙」して、
そのフツーの会話の感覚を得た時は、
母と繋がれた気がしたのです。
これもきっと「死」という意識があったから。
自分も相手も、まだ死なない、という意識が、
いつまでも拗ねを長引かせるんだなぁ
なんて思ったりもしました。
「感情的な母に翻弄されてきた。」
そういう被害者意識を長く持っていたけど、
その「意識」を変えることが出来た事が、
ギフトの一つでもあります。
母の反面だけを見てきたのに、
この一年や葬儀でも、
「両面」見る事が出来て、
何とも言えず暖かさを感じます。
親ってすごい。
命がけで産んでくれて、
命がけで教えてくれる。
そんな風に美化し過ぎかしら？？
って思う自分と、
でも、やっぱりそうかもって思う自分がいるのです。
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