こんにちは
埼玉 心屋流カウンセラー
晴れる屋まゆこです





2018年6月のある日突然、親がガンで余命を言い渡され、誰にでも訪れる「死」とリアルに向き会わざるを得なくなり、
「究極の状態」での心の動き、
その間の人間模様、
その間の出来事の記録です。




時間が有限だと知った時、
人の心は、
現実をどう受け止めて、
どう考えて、
どう動いていくか。




大切なあなたに、
読んでいただけたら幸いです。




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人生には突然「思いもよらない事」が起きる。

母の末期ガン告知が、まさにそうだった。
身内にガンの人がほとんどいないし、
ガンになるような生活とは縁遠い母。


そんな「突然」に、
告知をされた人、その家族が真っ先に思うことは、




「なんで??」
なんで私が?
なんで家族が?




だそうだ。




誰も病気になろうとして生きてるワケじゃないし、その「なんで?」は普通の感覚かもしれない。なんと言っても「ガン」は、イコール「死」のイメージが強い。




そしてこれは後から知ったことだけど、
「ガン」イコール「死」では無いということ。
助かる「ガン」が多くなっているということ。




医療の発達により、副作用の少ない抗がん剤が増えているということ、



告知の際の「余命」は、あまり参考にならないこと。あくまでも医者の経験値からの目安であること。




治療方法についての面談時には、患者家族の他に第三者も一緒の方がいいこと。
その場ですぐ治療方針を決めなくてもいいということ。




突然の出来事、突然の告知、突然の医療専門分野、突然の心構え、何もかもが「突然」という状況で、患者もその家族もパニックになるので正常な判断が出来ないことがある。




だから今回奇跡的に、義妹が主治医との面談時に居てくれて本当に本当に助かった。




何が正しいとか間違ってるとか、そんなものは後からしか分からない。
でも、「人との信頼関係を感じる瞬間」が確かにあった。残された時間の中に、それがあるか無いかは、すごく大きい。




お昼に行った時、義妹が涙を流していた。



義妹は、重要な場面で嫁の自分がしゃしゃり出て意見を言うべきじゃない!
という気持ちよりも、




素直に自分の意見を言ったこと、
言えたこと、
そして、それによって
私の脳裏に「希望」が射し込み、
新たな決断をし感謝されたこと、




患者本人である母が、
思いのほか朗らかに受け止めてくれたこと、




それらすべての想いが、
涙になって感動となっているようだった。




「自分の本音」を言うことは、時としてすごく勇気がいる。
「自分が言うべきじゃない」を乗り越えなくちゃいけないし。否定されて傷つくかもしれないし。




けれど「信じ合う」という「瞬間」があると、暗闇の中にも「希望」が見える!ってことを体感した。
信頼関係は、「これを言ったら傷つく」を超えるんだなぁ〜





そしてその後、
今度は「父の介護」について、世で言う介護サービスの「衝撃の事実」を知ることに。




心屋流に「そうなってから考えよう」というのがあるけれど、まさに「そうなってから」知った驚きの数々。




そしてそれは、今は動ける自分の未来への予習でもあった。



つづく。