ずっと狙っていた仕事の発注がもらえそうと、少し浮かれている夫。

これさえ決まれば大金持ちだと。


確かに決まらないより決まる方がいいに決まってる。

でも社員の人件費や外注費、いろいろ払わないといけないものがあるはず。

これまでの借入も嵩んでる。

できれば借金を返済してほしい。

子供達の学費もあるのだ。

そんなに大金持ちになるのかな?


それでも、発注が本当にあればいい。

これまで、発注をもらってないにもかかわらず、勝手に気が大きくなって浪費したあげく、発注がなかったということが何度もあった。

結局、借金で乗り切っている。


今回も、発注があったら「焼肉に行こう。叙々苑でもいいぞ」「家が手狭だから買い換えようか」など、かなり浮ついたことを言ってる。

いやいや、その前に借金を返そうよ。


浮ついてるので、「気が大きくならないで。借金を返すのが先」と苦言を言うと「わかってる!」と激昂。

普通に話もできない。

夫は、焼肉も家も、私を喜ばせようと思って言ってるのかもしれない。

なのに、なんで小言を言われないといけないんだ!と思ってるのだろう。


私はそれよりも借金を返して、学費を貯めて、老後の蓄えもしたい。

価値観の違いなのか。


一生、幸せになれそうになれる気がしない。