私は躁鬱のような状態の毎日を過ごし生活をしていた。
正常では無かっただろう。
今でも正常とは言えないと思う。
人に触れていないと悪夢をみる日々。
車で道を走ればラブホテルの看板を探してしまう。
回数を考えればほとんど行ったことがあるのだろう。
幸せそうな家族をみると辛くなる。
とにかく毎日が地獄だった。
怒りも憎しみも自己否定も娘に見せるわけにもぶつけるわけにもいかない。
夫にぶつけることでなんとか毎日を過ごしていた。

そんな時、夫が交通事故にあったという電話がかかってきた。
職場近くの交差点で車同士の衝突。
車は大破し、廃車となった。

いわく付の車。
駐車場か人通りの少ない道で待ち合わせ相手を乗せ何百回とホテルに行っていた車だ。
今思えば良かったのかもしれない。

夫は事故前後の記憶をなくし、何も覚えていないという。
自分が悪いのか相手が悪いのか、何が起こったのかも。

私は娘と2人で病院まで迎えに行き、夫を支えた。
診断結果は大きな怪我は無く、強いむち打ちと言われた。
その後も酷く首から肩にかけて痛むらしく緊急病院に電話したり、警察に一緒に行ったり保険の対応に追われた。

事故自体は近くの車のドライブレコーダーと目撃情報により、相手の年配女性の信号無視によるもので10:0で相手側の過失となった。

事故の処理が落ち着いてきたとき、家で痛い痛いと横になる夫を見て今までの夫の姿と重なった。

事故後
→娘は家にいる夫に遊んで欲しいと思う。
痛いから無理なので私が止める。

発覚前
→休みの日に仕事から帰ってきて遊んでもらえると思った娘に疲れたから休ませてくれと言う。

娘との時間なんかほとんど取らない上に、何をして疲れていたんだよ。
私の中に何故私がこの人の面倒を見なければいけないんだろうという想いがわいてくる。
もう無理だと思った。

私の実家が近ければ私が出ていけるがそうは行かない。
夫に実家に行ってくれとお願いした。

一週間で帰ってくると夫は言った。
私は何も言わなかった。

夫がいなくなり数日が経ち、私の心が少し軽くなるのを感じた。
帰ってこないで欲しいと頼んだ。
夫は帰ってくると言いはったが、私は拒否をし続けた。
ここから別居が始まった。