最近流行りのウェアラブルスピーカーですが、難聴者やテレビから離れた人(例えばキッチンで)への音声伝達の方法としてとても有用な方法です。

イヤホンでは耳を塞いでしまいますが、ウェアラブルスピーカーでは耳を塞ぐことがなく周囲の音や会話も聞こえるので、その点で優れています。

 

さて、今回ここでは、ホームシアター構築環境下でウェアラブルスピーカーも併用したい場合の構築方法について、ほかに情報源が少なかったため、お役に立てばと思い、記載します。

 

当方の使用機器は、PanasonicのVIERAとDIGA、シアターにはYAMAHAのAVレシーバー、ウェアラブルスピーカーにはJVCのSP-A10BT、テレビ音声のBluetooth送出機器には TaoTronics TT-BA09、です。

 

 

 

 

 

 

まず、ウェアラブルスピーカーの仕様について補足です。

SP-A10BTの音量調整スイッチでスマホなどの送出機器側の音量を調整できるようなことが書いてありますが、送出機器側で音量調整ができない音源(例えばテレビの光デジタル出力をトランスミッターで送出したもの)でも音量調整できるのかどうかは不明でした。実際には、本機そのものにも11段階の音量調整機能があり,実用的なレベルでの音量増減が可能でした。(最小音量でも消音まではできず,最高音量にも限界はありそうですがそれなりに大きい音です。)

また、Bluetoothのapt-xで接続すれば、遅延はほぼ気になりません。

YAMAHA AVレシーバーのBluetooth送信機能でも確認しました。(YAMAHAの説明書によれば,この場合の音量調整も送出側では不可能で,受信機側で音量調整をする必要があるとされています。)やはり音量調整は実用的な範囲内で増減可能でした。ただし,YAMAHA AVレシーバーのBluetooth送出はapt-xはできず、SBCでしたので多少の遅延が発生します。やはりapt-x以上の低遅延の規格が可能なBluetooth送出機を別に用意して、そちらからBluetooth送信することをお勧めします。

 

では、その接続さえすればシアターからの音声出力とウェアラブルスピーカーからの音声出力の同時音声出力が全てうまくいくかというと、もう一つ二つの手間が必要でした。

ここからが本題です。

 

テレビの視聴時(地デジなど)には上述のテレビの光デジタル出力やイヤホン出力からも音声が出ているのでシアターとウェアラブルスピーカーの同時音声出力は問題なく可能なのですが,DIGAなどのブルーレイ機器再生時にはテレビの光デジタル出力やイヤホン出力からは音声が出力されなくなってしまいます。これはテレビとブルーレイ機器との間にシアターが挟まってしまっているためです。

そこで、こちらのページが参考になります。

 

https://av.jpn.support.panasonic.com/support/audio/info/w_h_phone.html

 

テレビのイヤホン端子ではなく光デジタル端子からであれば、こちらのページの接続例2のように接続すれば、ブルーレイ機器からの再生時にもシアターからの音声と同時に、テレビの光デジタル端子からも音声出力することができるのです

イヤホン端子の場合、ビエラリンクが働いているとテレビのイヤホン端子をスルーしてシアターだけから出力されるという仕様のようで、結果的にイヤホン端子からは出力されません。必ず光デジタル端子とつなぐ必要があります。ですから、イヤホン端子としか接続できないBluetooth送出機ではダメだということになります。(その点で、同類品のシャープのウェアラブルスピーカーAN-SS1では、ブルーレイ機器再生時にシアターとウェアラブルスピーカーとの同時音声出力ができないということになります。)

 

そして、この接続例2のように繋ぎ直した後、さらにDIGAの初期設定>音声設定において、デジタル音声の出力方法をデフォルトの「bit stream」から「PCM」に変更する必要があります。

 

これでようやく、シアターとウェアラブルスピーカーの両方からの音声出力が可能になりました。

 

めでたし、めでたし。

 

テレビ視聴用として、このウェアラブルスピーカーは最適ですね。軽量かつ長時間利用できるからです。オススメです。

 

 

KENWOODも同等品です。

 

 

 

シャープのものはこちら。