こんなに人を好きになったことはない…と思うほど
彼のことが大好きだった。
何でも彼のためなら出来た。
彼と会う日も、時間も彼に合わせる。
仕事も休みをとってしまうほど
彼のことが大好きだった。
私も若かったんですね。
彼との恋は、10年以上続いた。
付き合っていると言えるのだろうか。。。
彼と知り合った時の気持ちを
今でも忘れない。
胸が張り裂けそうなドキドキ。
彼が隣にいるだけで体中が暑くなった。
彼に合わせる恋だった。
あれから何十年かたった時
彼が結婚していることを知った。
SNSでみかけた家族写真。
彼はいつ結婚したのだろう…
今となってはいつでもいいけれど…
奥様の写真をみてもジュラシーを感じなかった。
この人が奥様なのね。
主人が…と言う言葉に
何とも言えない気持ちになることはあったけど
同姓としてのジュラシーはなかった。
幸せな生活を送っているようで良かった…
ただそれだけ…思った。
相手に合わす恋。
自分のことを後回し、ただ彼に合わせる
それは、自分でも良い恋愛をしていると
思っていなかった。
自分の中でのストレス、
彼と会えない時のイライラ。
今度はいつ会えるんだろう…
そんなこと思ってないで
自分のこと大事にしなくちゃ。
自分の時間を大事にしなくちゃ…
そんな気持ちになりながら
彼と会う時間を待つことはなくなった。
久しぶりの彼からの連絡
今度、○日会わない？
時間の都合がつかないから無理…
これが彼との最後の会話になった。
SNSに写っている彼のご家族。
彼の昔のりりしい顔ではなく
やつれた顔をしていた…
そんな彼の写真を観て
私は、彼のどこが好きだったんだろう…
改めて思う。
恋愛ってこんなものなんだ…
恋は網膜と言うけれど
大好きな時は、何もかも良くみえる…
ちょっと気になったことでも
悪い方に考えたくない…
ただ目の間にいる彼が好き。
そんな私も
彼に合わせる恋に疲れた。
お互いを思いやる恋。
相手を尊重する恋。
お互いが成長できる恋。
人を好きになるって
そうゆう気持ちになるんですよね。
それが真実の恋ですね。
素敵な恋をしてくださいね。
人生は一度きりなのだから…