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私はずっと周りの人とは何か違う。

でも何が違うのか上手く言葉には表せない。

そういう思いを抱えながら生きてきました。

そして最近、長年の違和感を解消してくれる出来事がありました。

解消してくれたのはヒーリングをしている方。
その方と7時間もお話させて頂きました。

そのお話の中で気づいた違和感をまずは話します。


私は昔からグループに馴染めませんでした。

最初は馴染もうと頑張るんです。
でも段々と辛くなってくる。

休み時間の度にひとつの机に集まって、
トイレに行くのも一緒。
お昼休みも一緒。

ずっと一緒に行動することに疲れて1人で行動し始めると省かれる。

要はいじめの対象になる。

いじめと言っても無視されるとか陰口言われるとか軽いものばかりでしたが、
それでも私は傷ついてそして何でそんなことをするのか全く理解が出来ませんでした。

私としてはそんなにいつも集まらなくてもトイレくらい1人で行ったらいいじゃん。
そんな気持ち。

人混みが苦手で人が多い所に行くと疲れる。

だから電車は苦手。
車移動の方が断然多い。

お祭りは好きだけど人が多すぎるとすぐに帰りたくなる。笑

私の中の1番の違和感は、
なぜグループに馴染めないのか、
なぜいつもトラブルに巻き込まれるのか。

なぜ私は【普通】になれないのか。


そして1番私が辛かったのは、
相談出来る相手が居ないということだった。

友達がいない訳では無い。
10年以上仲良くしている友達も多くはないけどそれでも存在する。

私はいつも相談される側で、
それを苦に思ったことはない。

なんなら頼られることを嬉しく思っていた。

誰しも生きていれば悩みは出てくる訳で、
私も悩んだ時に友達に相談するときはある。

でも感覚が人とは違うからしっくり来る言葉を貰えたことは少なかったように感じる。

話を聞いてくれる友達に感謝している。
でも何かが違う。

その思いがまた強くなって人に相談することは今ではだいぶ少なくなっていた。

ママ友に息子の相談したりとか
今日のご飯どうしよーとか
そんな相談はするけど、
私の本質というか昔からの感覚を誰かに話すことはほぼ無い。

言っても理解されないから言わない。
ただそれだけ。


それでも昔は私の悩みをいつも聞いてくれていた存在がいた。

それは愛犬の太郎。

小学3年になる年に引越しをした。
引越し当日、あとは出発するだけの時に近所で子犬が居るから連れて行かないかと話が来た。

子犬は2匹いた。
白色の子と黒色の子。

私は黒色の子犬をどうしても連れていきたくなって
両親に泣いてお願いした。

たぶん両親はちょっと見るだけで連れて行く気はなかったと思う。

それでも私がすごく泣くから許してくれた。

曖昧だけど
ちゃんとお世話出来るの?とか
おばあちゃん許してくれないかもよ!とか
色々と説得されたような記憶はある笑

引越し先は父の実家だった。
持ち家だったから連れて行く選択が出来た。

当時は深く考えて居なかったけど、
この出会いは本当に幸運だったと思う。

それかもう出会う事が決まっていたとさえ今では思う。


引越し先に行く車内で「名前はどうするの?」と聞かれた私は、
「太郎にする」と彼を撫でながら決めたことははっきりと覚えている。

なぜ太郎だったのかは、
昔母が飼っていた犬も「タロウ」だったから。
それだけの理由。笑


引っ越してから太郎との生活が始まった。
いつも私たちのそばに居た。

太郎のおかげで人見知りの私にもすぐに友達が出来た。

地元は田舎なので遊ぶのは自然の中。
小学校の裏山に良く行っていたなぁ。

放課後は太郎も連れて友達と遊びに行くことも多かった。

太郎は誰とでも仲良くなれた。
本当に優しくて噛んだり吠えたりしない子だった。

いつも楽しそうに走り回ってて
優しい顔で笑ってる。

そして私に辛いことがあると
何も言わずにただ話を聞いて撫でさせてくれた。

太郎は外で飼っていた。
小屋があってワイヤーが動いて移動出来るように両親が作ってくれた。

夜になって辛かった出来事が増幅すると
「太郎きいてー」と太郎の元に行った。

不思議とそんな時は小屋から出て私を待ってくれていた。

そういう時はいつもの元気な太郎じゃなくて
「またなんかあったのー?きいてあげるよー」
と言っているようなどこか大人な雰囲気。

私が話終わるまで大人しく座ってただ聞いてくれる。
いつも相談相手は太郎だった。

小・中学生の頃は地元に学校もあって太郎と過ごす時間が多かった。

高校に上がってから部活も厳しくなって
太郎との時間が減っていった。

散歩に行くことも減って、
太郎に話を聞いて貰うことも少なかったように思う。

そして思い返すとトラブルが多くなったのも高校から。
太郎と過ごす時間が少なくなってから。

私はずっとこの時のことを後悔していた。
もっと一緒に過ごせば良かった、と。


高校を卒業して仙台に出て、
もっと太郎と会う時間が減った。

年に数回、実家に帰ると太郎と遠くまで散歩に行った。

私が21歳になる年。
お正月に帰った時だった。

ものすごい吹雪の中、
2人で真っ白になりながら1時間かかるコースを歩いた。

それが最後の散歩だった。


その約2ヶ月後、太郎は天に帰った。

その日は私の国試の1週間前。
母が私にショックを与えないように黙っていてくれた。
母も辛かっただろうに。

国試が終わって数日してから太郎が亡くなったことを聞いた。

スーパーの駐車場。車の中。
たくさん泣いた。
声を出して泣いた。

吹雪の中、散歩した時は元気だったのに。
なんで?

もっと太郎といればよかった。
後悔でいっぱいだった。

それから私は無意識に動物と関わらないよう心に蓋をしていたらしい。

太郎への後悔が深すぎて、
次の子を迎えるのが怖かったんだと思う。

犬や猫を見ると可愛いと思う。
大好きなのは変わらない。

でも次の子のことは考えられなかった。

太郎の存在が大きすぎた。



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ヒーリングの最後の方だった。
「他に何かありますか?」

たくさん話して全部解決したと思った。

でも急に太郎の話が出てきた。
なんでそうなったかは正直覚えてない。



「太郎くんあなたのそばに居ますね」

「国試の前に亡くなったのもあなたの為に犠牲になったみたいです」

「亡くなってからすぐ天に帰って今はあなたの守護霊になっています」

「あなたが泣きそうな顔になると【また泣いてる!ぼくみたいに笑ってればいいじゃーん!】って言ってるよ」

「太郎くんが気づいて欲しくて今日ここに来たんですね」

「これから何かあった時は太郎くんに話しかけるといいですよ。
いつもそばにいますから」


もう泣きすぎて喋れなかった。
頷くだけで精一杯だった。

ヒーリングの先生が話す言葉が太郎そのものに感じて、嬉しくて嬉しくて。


国試のために犠牲になったのは、
私はあと1問落とすと不合格。
すごくギリギリで合格した。

奇跡だ!!と思っていたけど
その1問は太郎のおかげだった。

私がこの道に行くのを助けてくれた。

動物は飼い主の為にそこまでする子がいるらしい。


でも太郎はそれを気にすることなく
むしろ私に、

【え!?そんなこと気にしてたの!?
ぼく元気なのに!ここにいるよー!】

こう言っていたみたい。

本当に太郎らしいよ。笑


「太郎くんには【愛】しかないですから。
笑って笑ってー!って言ってます」


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職場の霊感がある人に太郎の写真を見せた。




「神様じゃん!!」


即答された。


そっか、神様だったのか。


生きてる時もみんなに愛される子だった。


私だけじゃなくて

弟やお母さんも太郎に相談してたと

大人になってから聞いた。



「今考えると不思議な子だったね」


弟が言っていた。




夜、太郎に話を聞いてもらっていた時も

太郎は私が来るのをわかっていたそう。


だから小屋から出て待っていてくれたんだね。


【おっ来るぞ!僕の出番か!仕方ないなー】


と言っていたような気がする。



私はエネルギーを感じることが出来るみたいで、

引っ越しの時に太郎がいいと泣いた時も

太郎くんのエネルギーを感じていたんですね、と先生に言われた。


私の人生に必要な存在だと無意識に感じていたのかもしれない。




「これからは太郎くんに相談すると良いですよ。

いつも近くに居ますから。」


私の相談相手は今も変わらず太郎だった。

それがすごく嬉しかった。



その日以来太郎に話しかけるようになった。

周りから見たら1人でボソボソ話してる変な人になっちゃうから、笑

1人で車にいる時か心の中で話しかけてる。



この前御神木に会いに行った時、

御神木の近くで目をつぶってエネルギーを感じていたら右隣に太郎の存在を感じた。


子供の頃、良くこうやって話してたねと懐かしくなった。


信じられないような事が現実に起こっている。


気のせいだと言われたらそれまでだけど

気付かないふりはもう出来ない。


だって本当に居るんだから。


見えない世界を信じるも信じないも個人の自由。


感じようとすれば感じられるようになる。


私自身が証明してる。


昔は私には関係ない事だと思っていた。

選ばれた特別な人だけがそうなるんだと思ってた。


でも今思えば感じようとしてなかったから分からなかっただけ。


心のどこかで嘘だと思っていたから信じていなかっただけ。




長くなってしまったので私が感じていた違和感についてはまた今度。


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