気がつけば簡易ベッドに寝かされ
点滴を打っていた

そこは広く雑然とした中に
沢山のベッドがあり
皆 点滴をうけていた

中央に医師と看護師がいた
私は最初 広間の端に居たのだが
段々と渦を巻くように
中央へと近づいて行く…

そしてベッドに縛られたまま
私の順番が来た
医師と看護師が
静かに注射を打つ準備をしている

そしてその時が来た
それを打ったら死ぬのだ と
察していた
嗚呼 とうとう死ぬのか

諦めて目を閉じる

そこで夢から醒めた…

私の未来だろうか?