前立腺癌で闘病中の父


実は数ヶ月前に

あまりの副作用の辛さにより

抗がん剤治療をストップしました。


昨年末から

末梢神経障害という副作用が強く出てしまい

足がうまく動かせなくなり

思うように歩けなくなり

身体的、精神的にも辛くなってしまったと。


父が使っていた抗がん剤は

最後の治療方法で

これ以上、効果的な薬がないので

副作用が辛くても

父は必死に耐えて

頑張っていたんだと思います。


今まで自分で着替えたり

天気が良い日には散歩に行っていたのに

末梢神経障害が出てきてからは

できない事が増え

一気に引き籠りになってしまいました。


抗がん剤をやめると

数値が一気に上がり

さらに癌が広がり

死の危険も出てくるんじゃないかと

病院に行く度に

ビクビクしながら

数値を見て

家族全員、不安でたまらなかった。





不思議なことに

抗がん剤をやめてから

数ヶ月も経つのに

数値が上がらない。

微量の上昇はあるものの

安定しているらしい





家族としては

嬉しいのだが


ふと考える🧐


抗がん剤をストップする

🟰癌の数値が上がって悪化する

イメージだったのに


父の場合そうではなかった


何年も抗がん剤を1ヶ月ごとに

主治医の言う通りに投与してきて

色んな副作用が出て来た時


"一回やめて様子を見てみる"

という選択肢が主治医から話が無かった。


主治医を責めてるわけではないけど

自ら抗がん剤をやめる申し出は

患者からはしにくいから

アドバイスの一つとして

提案して欲しかったなと思ってしまう。


闘病記などを拝見すると

患者の様子を見て 

抗がん剤の期間を調整したり

一回やめてみて数値を見たり

と、患者1人1人に合わせた治療をしている方が

たくさんいました。



もし、アドバイスをしてくれて

抗がん剤をストップし

抗がん剤とQOLの維持を

考えるタイミングがあったのならば

末梢神経障害やひどい副作用を

少しでも避けられたのではないか、

父がもう少し元気だったのではないか

と後悔を感じています。



父の病院では

全ての治療をやめてしまうと

緩和ケアに移らなければならなくなる為

父に効果があるかは分からないみたいですが

新薬を飲みながら治療を続けていて

それを提案してくれた主治医には

感謝しています。



抗がん剤は、やってみなければ分からない

やめてみなければ分からないと

人それぞれ相性があるので

先生にも

予測できない事もたくさんあると思うし、

賛否両論あると思います。


過ぎてしまったことは戻らないので

今、必死に生きようとしている父を

できる限り支えたいと思いますおねがい