願いはたったひとつ

ただ 愛されたい

目的のためではなく

純粋に好かれること

ありのままを

丸ごと

ただ 愛されたい

この存在をただただ愛してくれる人に

会いたい…



この人生において本気の恋をしたのは1回だけかもしれない。
もう15年以上前だ。
振られてから未練たらしく思い出さなくなるまでに7年かかった。
時折テレビでみる彼はもう懐かしい思い出だ。
私が好きだったのは27の彼。
その彼はもう記憶となった。

昨日 幼馴染と食事に行った。
彼女は小学生からの付き合いで、小学校の入学式に合わせて転校してきた。
その入学式で最初に声をかけた私は救世主だったと未だに語る。

そんな彼女の口から初めて聞いた言葉だった。
酔っ払ったせいもあったのだろう。

「あの男 偶然にでも会えたら殴ってやる!

何もあんたでなくてもよかったのに。

ただ遊ぶだけの女は他にいっぱいいたはずなのに

なんであんただったのよ。

悪い人じゃなかったのだろうけど、あんたじゃなくても…

それにろくに会ってない彼女じゃなくて、

あんたを選ぶ事もできただろうに…なんでよ!!」

彼女が彼のことをそんな風に言ったのは初めてだった。

実は彼女 偶然にも彼の同級生と知り合いだった。
会ったことはないにしても、彼が悪人でもなければ普通の感覚を持った人だと聞いていた。
だからこそ、悔しかったのだ。
まともな人だからこそ、
本気の私は相手しないで欲しかった、
もしくは彼女と別れて私を選ぶこともできただろうと。

今思えば彼は単なる火遊びに過ぎず、
振られた私が都合の良いように語っていただけで大袈裟に話したところもいっぱいあったと思う。
そう彼女に言ってみたが、全く耳に届いていないようで簡単にスルーされた。

そのことがあったせいかどうかは分からないが、
それ以降 好きな男性ができても逃げてしまったり、
異性とはとらえずただの人間としてしか男性を見なくなっていた。
恋愛をしたい、恋人が欲しいと騒ぎながらも全く恋愛しなかった十数年間。

たまたまと言いたいけど、たまたまじゃなかったのかもしれない。
正直 自分でもわからない。
かといって彼とやり直したいなどと未練があるわけでもない。

でも15年もの間 側で私を見ていた彼女にとっては
私が不憫に思えて仕方なかったのかもしれない。
私が思いを断ち切れなかった7年、そして今に至るまで
彼女はずっと私を見守っててくれたのだ。
私がここまでくるのにかかった時間
その時間を彼女はずっと共有してくれていた。
それに気づき、とても嬉しくもあり、とても申し訳なくも思った。

そんな彼女にその場ではなにも言えず、
「会ったら、私の分も殴っておいてよね」
と笑って返すことしかできなかった。

この思いを誰かに伝えたかった。
それが3年ぶり書いたこのブログだ。

彼女の長き思いに 涙をこらえ 心で泣いた夜だった。。。