公立高校の入試問題について
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平成19年 神奈川県立湘南高校第7問は,日豪の比較文化論的内容です

英語の勉強 60の手習いおじさん」です。


今日は,「全国公立高校入試問題データセンター 」から購入した「6.趣味・好きなこと」の中の,
平成19年 神奈川県立湘南高校第7問(語学習得へのアドバイス) 619語」について報告いたします。


私がこの問題を選択した動機は,分類表にある「語学習得へのアドバイス」に惹かれたからでした。
しかし,文章を読んでみますと,それだけではなく,他の内容も含まれていました。
この点は,分類表の表題を変更した方がよいのではないかと思います。


まあ,それはさておき,早速内容をご紹介しましょう。


3年間英語の先生をしていた女性が,1カ月前にオーストラリアに帰国しました。文章は,英語クラブの教え子たちからの手紙に対する,彼女の返信です。
生徒たちは手紙の中でいろいろ質問をしたのでしょう,彼女がそれに答える形になっています。


最初の質問は,和食についてです。
「和食はオーストラリアでも人気があり,いくつかはこちらでも手に入ります。
でも,私の大好きな納豆は家の近くで手に入れることができないのが残念です。」

※※※※※
彼女はオーストラリアのどこに住んでいるのか分かりませんが,たぶん,都会なんでしょう。
私はオーストラリアに行ったことがないので分かりませんが,日本のビジネスマンや観光客がたくさん行っているようですね。その関係で和食も進出していったのでしょうか? 日本食のレストランや食材店の普及は実際にはどの程度なのでしょうかね?※※※※※


2番目の質問は,彼女の新しい生活についてです。
「私はまた学校に戻って,今,日本文化を学んでいます。毎日学校の図書館でたくさんの日本の本を読み,インターネットで日本のニュースを得ています。
そして,日本とオーストラリアとの間で最も大きな違いの一つを見つけました。
それは,人々の時間の使い方です。
日本人は時間に正確で,時間がどれほど大事かを知っています。けれども,時間に正確であろうとすることは忙し過ぎるようにさせてしまうと思います。日本人はのんびりする時間を持つべきだと思います。」

※※※※※
時間と国民性についてですね。確かに日本では時間にルーズだと信用されない面がありますね。鉄道にしてもダイヤはきわめて正確です。その正確性の上に,私たちは信頼や安心を得ているわけですが,こうした国民性を持つ外国は本当にないのでしょうか?
経済がグローバル化している今日,時間に無頓着ではいられないのではないかな,なんて思うのですが,実態はどうなんでしょうか。知りたいですね。
ただし,彼女の指摘が日本人のオフタイムについても当てはまるのかどうか,そのあたりは必ずしもはっきりしていませんが,もしそうなら,最近では若干違うんじゃないかなと思うんですね。
最近は「男女共同参画」が叫ばれ,特に男性には「脱会社人間」「子育てへの参加」が強く求められています。そのため,今,子育て中の方々を中心に,昔とは少し違った考え方をする方が増えてきていると思います。
いわゆる高度成長期を生きてきた私たちとは,まったく違ったライフスタイルが生み出されつつあると思うのですが,いかがでしょうか。※※※※※


3番目の質問は,彼女がどのようにしてそんなに早く日本語を学ぶことができたのか,ということです。
「私は,短期間に言語を習得するよい方法はないと思います。みなさんには言語を一生懸命使おうとすることをお話ししたいと思います。私はそうして日本語を学びました。」

※※※※※
ここで初めて「語学習得のアドバイス」が出てきました。
でも,短期間に簡単に習得できる方法なんてないそうです。言われてみればその通りですね。
あれば私が今苦労することなんかないですものね。
それに,本屋さんへ行くと「英語耳」「英語脳」「英語口」等々の,いわゆる英語学習本がたくさん並んでいますが,もしよい方法があれば,これらも出版される必要がないですものね。
ただ,語学習得の王道は,ただただ「言葉を使おうとする熱意や意欲,それに実行」にかかっているようですね。私には,この点が大いに欠落しています。読解英語でいいや,なんて思っているからいけないんでしょうね。※※※※※


以上が質問に対する答えですが,彼女は生徒たちが文化祭で英語劇を上演することを知り,それに対してもアドバイスをします。


「早口の英語を聞き取るのは日本人には難しいと思います。あなた方が言っている言葉が分からなければ,劇を本当に楽しむことはできません。
簡単な言葉を使って,大きな声ではっきりと言うようにしなさい。
それから,楽しんで劇を演じようとしなさい。もし楽しんで演じれば,劇を見に来た人たちも楽しむことができます。
日本人はしばしば,多くの人の前で話すとき,まじめになりすぎると思います。劇を演じているときは,リラックスして,大きな声ではっきりと言いなさい。」

要約するとこのような内容です。

※※※※※
「日本人は,多くの人の前で話すとき,まじめになりすぎる」ことは否定できませんね。
英語には日本語と違って,兄弟姉妹の長幼の序列を表す言葉がない(というより,ふだんは使わないといった方が正確ですかね)ようですね。あくまで,対等の意識があるからなんでしょう。
ところが,日本語には敬語があるように,日本人の意識には目上の人やもてなす人をたてる感覚があります。
したがって,人前ではどうしても威儀を正して(相手を敬う心理が働いて)話をすることになるのでしょうね。日本では,友だち感覚で話すことは許されない,場合によっては失礼に当たることもあるのです。
それが,彼女からみると「まじめになりすぎる」と映るのでしょう。


それから,ユーモアとかジョークをまじえて話をすることも,概して日本人は不得手ですよね。ただし,これも最近の若い人たちは少々違うかも知れませんが…。


こう見てくると,日本人はスピーチそのものがヘタだということになりそうですね。
日本の歴史をみても,第2次大戦後まで,欧米の市民社会のような時代がないままにきてしまったのも影響しているのではないか,と思います。
なぜなら,私たち市民一人一人が,多くの市民に向かって何かを主張するような機会や必要性が稀薄だったからです。その証拠に,「お上」意識が今も生きていますものね。
ですから,この時代に生きている私たちは,自分の考えや主張を大いに発言していく必要があるんです。特に政治に対しては,もっと声高に発言してもいいじゃないか,そう思います。※※※※※


以上みてきましたように,今回の文章は,どちらかというと日本とオーストラリアとの比較文化に近い内容でしたね。
比較文化論というのはおもしろいです。
ただし,何でも欧米文化が優れている訳ではないと思います。日本文化の優れているところを述べた英文にも出会ってみたいものです。


では,今日はこのへんで失礼します。
またお会いしましょう。

平成18年高知県第3問は,家庭での英語学習法を述べています。

英語の勉強 60の手習いおじさん」です。


みなさん,あけましておめでとうございます。
今年もゆっくり,のんびり高校入試問題を読んでいこうと思いますので,どうぞよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます。


さて,今年の第1回目は,「全国公立高校入試問題データセンター 」から購入した「6.趣味・好きなこと」の中の,
2.平成18年 高知県第3問-英語学習法 309語」について報告いたします。


今回も前回に引き続き,英語上達のための「英語学習法」の話です。
前回は,「留学しても日本語をたくさん使うようでは,英語は上達しないよ」というもので,話のスケールはやや大きかったのですが,今回は,学校ではなく,家での英語学習法を披瀝しています。ぐっと身近な話題になりましたね。


この文の筆者はおそらく中学生なんでしょうね。家でも本当によく英語を勉強しているんで,感心してしまいます。

筆者がどのように英語を勉強しているか,書き出してみましょう。
1.毎日20分間,英語の教科書をCDを聞きながら声に出して読みます。
2.子ども用の英語の本を読みます。
3.母も英語が好きなので,母と一緒に毎週土曜日にラジオの英語番組を聞きます。
4.韓国の友だちに,英文のe-メールを書いて送ります。
というのですが,ね,よく勉強しているでしょう?

私なんかは足元にも及びません。


1.については,始めた頃はCDを聞きながら読むのはたいへんだったそうですが,今では大丈夫だそうです。時には,教科書を見ないで読むことにも挑戦しているんですって。すごいですね。聞く,話す勉強ですね。


2.については,子ども用の英語の本はやさしい英語で書かれているんで,よく理解できるんだそうです。すでに20冊ほど読んだそうです。
去年の夏は世界的に有名な物語を読んだそうですが,その物語の映画を見る機会があったんですって。そしたら,本で読んだ英単語や表現を聞くことができてワクワクしたそうです。読む勉強ですね。


3.については,番組を聞き終わると,二人はその日に習った英語の表現をいつも練習するんだそうです。お母さんは「英語を話すのは楽しいわ」と言っているそうですよ。聞く,話す勉強ですね。


4.については,e-メールのやりとりは2年前から始めたそうですが,初めの頃はそれほどたくさんの英文を書けなかったけれども,今では自分の言いたいことを英語で書くことができるそうです。二人は英語を書くことを楽しんでいるんですって。
書く勉強ですね。


英語の勉強は,話す,聞く,読む,書くの4技能がありますが,筆者の家での勉強は,まさにその4技能を磨くもので,とてもバランスがとれた立派な勉強法ですね。

英語の勉強 60の手習いおじさん」としましては,とても真似はできません。

第一,頭が固くなっていて,新しいことがなかなか覚えられないで困っている上に,

第二に,口が回らなくなってきているので,CDやラジオから流れてくる英語の速さについて行けません。

第三は,英文の発音で省略されるところがあって,単語や文章の意味が何なのか分からなくなってしまいます。しかも,悪いことに,そういうのが特に気になってしまって,続く英語がよけいに分からなくなってしまうなんてことがしばしばです。
困ったことですね。


そこで,私は考えたんです。
4技能のうち,まずは「読む」に集中しようと。
他の3技能はとりあえず学習目標として考えないことにしたんです。


でも,一つに絞ったにもかかわらず,一向に上達はしません。なぜなんでしょうかね?


今日は,中学生の立派な勉強法を教えてもらって,感心するやら,絶望するやら,新年早々から忙しい限りです。

今年はどんな1年になるのやら……。
まあ,あまり期待できないでしょうが,ボチボチやっていきましょう。


みなさんには輝かしい1年でありますよう,祈念しておりますよ。


では,今日はこれにて失礼いたします。
またお会いしましょう。

平成17年福岡県第4問は,「英語の上達には英語を使おうとすることが大事」と言っています

英語の勉強 60の手習いおじさん」です。


あっという間に,今年も残すはあと数日になってしまいました。

時の流れは本当に早いものです。

今年の5月から始めた英語の勉強は,少しも上達せずに,越年することになります。

いつもながら困ったことです。


さて,気を取り直して本題に入りましょう。

久しぶりに入試問題を読みました。だめですね,読むスピードがガクンと落ちていて,驚くばかりです。

さて,今日は「全国公立高校入試問題データセンター 」から購入した「6.趣味・好きなこと」の中の,
1.平成17年 福岡県第4問-文 (英語上達法 317語)」について報告いたします。


体調がよくないからと言い訳をしながら,問題を読むことから遠ざかっていた私に,早速,雷を落とされたような内容でした。

この問題の筆者は,まず初めに,「英語は今や国際語,英語を使うと世界中に友だちができるよ」と誘い水を打ちます。

そのあとで,いろいろなシーンでの英語の上達法を教えてくれます。
今や英語の勉強のために留学をする日本人が多い。確かにそれはよい方法だけれども,外国で日本語をたくさん使うのであれば英語はうまくならない。
So if you want to improve your English, you should try to use English.
と,こうアドバイスしています。


次に,別に留学しなくても,日本にいても上達できるよ,といいます。
「それは安上がりだし,いいね。どれどれ,どういう方法なんだい,それは」と身を乗り出してしまいそうでしたよ。

で,読んでみますと,「英語の授業では英語を使う時間がたくさんあるじゃん。英語の先生が英語で話しかけてきたら,英語で答えようとしている?」「日本語で”わかりません”というのは簡単だけれど,英語を使おうとしなければ,英語は上達しないよ」と言います。
そして,You don't have to speak it well. If your teachers understand, that's OK. なんですって。
要は,うまく話そうなんてカッコつけるな,ていうことですね。


家でも英語上達法があるんですってよ。
例えば,CDを聞き,その後を繰り返す。
テレビで英語の映画やニュースを見聞きする。
それから,身の回りのことを英語で表現してみる。
とにかく英語を使うことがとても大事なんだ,とここでも繰り返しています。


そして,筆者の結論部分です。
留学しても日本にいても,英語が上手になることはできるんだ。But the most important thing is to try to use English. You should remember this if you really want to improve your English.

やはり,「英語を使うこと」に尽きるようですね。ここでも繰り返していますものね。


私のことを振り返ってみますと,やはり「勇気が足りない」「間違えるんじゃないかと常に不安」「かっこ悪いところを見せたくない」などの心理が働いてしまい,この問題の筆者が言うように,「英語を使う」ことに臆病になってしまいます。
これがネックなんだとは分かっているのですが,なかなかその囚われを吹っ切ることができません。


いつだったか,町を歩いていましたらアルゼンチンから来た方に地下鉄の駅を尋ねられました。
駅への行き方はきわめて簡単だったんですが,その時,とっさに英語が浮かんできません。
「ここをまっすぐ行って,突き当たりを右に曲がると,10メートル先の右側に地下鉄の入り口があります。」と日本語が脳内を駆けめぐるのに,まして,そのような英会話文を読んだことが思い出されるのに,肝心の英語が口をついて出てこないんです。
口をモゴモゴしている私を,その方はじっと見ています。
ますますあせってしまい,Come with me. とか言って,その方の前を歩き出したのでした。(この英語,正しいの?)

道々,その方は私にいろいろ話しかけてくるのですが,半分も理解できませんでした。
結局,会話らしいものは全くないまま,地下鉄の駅の入り口で別れたのですが,何とも情けない思いで一杯でした。
英語が話せれば,「なんで自分の行く方向とは逆方向に来たんだ?」,「さあ,急がないと時間がなくなってしまったぞ」,「ヘンな日本人と思われてしまったかな」などという苦々しい思いをしなくて済んだのです。


でも,アルゼンチンから来た方と分かったのはなぜだと思いますか?
それは,彼が,話の中で「マラドーナ」「マラドーナ」と叫んだからなんです。オソマツでした。


来年からは,少しは心して勉強します。
でも,豆まきの時のかけ声になぞらえて,やっぱり「勇気はウチ,恥はソト」にならないとだめなんだよね。

みなさんも頑張ってください。(失礼な,まずは自分だろうが!)


では,今日はこれにて失礼します。
次回またお会いしましょうね。

みなさん,よいお歳をお迎えください。

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