2.学習障がいとその対応…その2

昨日の続きですが、ではLDに対してはどのような対応方法があるのでしょうか。大きく2つあります。
 1つは、教授方法やIT機器の利用などにより、障がいを少しでも克服していく方法です。文字が読めない読字障がいの人が、文字の形の捉え方工夫により、少しでも読めるようになったり、簡単な加減乗除も難しい算数障がいの人が、電卓を使って買い物ができるようになったり、というようにです。こうした取り組みは、教育現場で様々に工夫されており、LDを有する人への学習指導やIT機器の使い方の提案などが公開されています。身体障がいや知的障がいに軽度から重度までの様々な程度があるように、LDもその人その人によって、苦手な部分やその程度が異なります。ですから、様々な方向を試しながら、その人に一番合ったやり方を見つけていくことが大切です。