今年も残す所あと1時間となった。

今年もいろいろな事があった。

チリの救出劇やワールドカップ、はやぶさの帰還。

そんな様々なニュースを見ながら少し思うところがあった。

あたりまえな話だが、みんな変わっていくんだなとしみじみ思ってしまう。

嘗て生き埋めになってしまった人はほぼ確実に助からなかっただろうが、今は、技術の進歩により救出カプセル「フェニックス」が製造され、全員が助かった。

ずっと世界的に強豪として扱われることが無かったサムライジャパン。それが今回強豪揃いの予選ブロックを見事勝ち抜き、おそらく世界中のサッカーファンの度肝を抜いた。

アポロ11号の月面着陸以降、探査機の研究は日蔭へと追いやられていったが、今回幾多の苦難を乗り越えて、惑星探査機「はやぶさ」は見事地球へ「イトカワ」の破片を届けてくれた。

技術が進歩することも、人が成長することも、ものすごくうれしい事だが、同時に寂しくもある。

うちが住んでいる周りも昔の公園が潰されて新しいビルが乱立を始めている。

久しぶりに実家に帰ってくると、色々なものが建て替えられていた。

自分の知っていた物が次々と消えて無くなり、新しいものが再構成されてゆく。

そんな切なさを感じる一年でもあった。

出会いがあれば別れもある。

去年書いた事とは逆に今度は広い視野で物事を見てみる。

今月は別れがあっても先月は出会いが多かった。

去年は別れが多くても今年は出会いが多かった。

そうして自分の一生を終える直前になってすべてを統合してみると、

うれしい事も悲しい事も

出会いも別れも

同じくらいなのかもしれない。

しかしうちはまだ一生を終える直前ではない。

まだピチピチである。

ならば少しでも出会いを、喜びを感じれる人生を歩んでゆこうと思う。

そんな事を感じ、来年は兎跳びで精進でもするかと思った年の暮であった。


P,S

実家のパソコンから書いている&暫く書いていなかったせいで劣化しているため、例によって年末年始のゴタゴタ終了後に誤字訂正をするかもしれない。

それなら追伸なんぞ書いてないで今訂正しろよという声が上がるかもしれないが、

本人はやってるつもりである。

それでも誤字があるならば、勘弁していただきたい。

良いお年を。

あなたと僕との初めての出会いは、僕がまだ年端も行かぬガキんちょの頃でした。

ポケモンとかウルトラマンとか、そういうものが大好きだったけれど、あなたやそのお仲間と遊ぶのは親からきつく禁じられていました。

そんな中、叔父があなたを連れてきてくれて、瞬く間に僕はあなたに夢中になりました。親もなんとか折れてくれて、あなたとだけなら遊ぶことを許してくれました。

あなたの名前は、「セガ・サターン」

当時最新だった3Dポリゴンを活用した生まれて初めての二次元の世界は、とても楽しく、刺激的でした。

バーチャファイター2

バーチャコップ

ナイツ・クリスマス

セガ・ラリーチャンピオンシップ

そしてスーパーパズルファイター2X

どれもこれも今の僕を作る元となったゲームです。

達成感も努力も感動も

すべてあなたが教えてくれました。

そんなあなたと出会ってからもう10年

久しぶりに遊ぼうとテレビにつないで始めようとしたけれど、もうあなたが動く事はありませんでした。

プレステのようなコントローラーのバイブレーションも

XBOXのような立体音響も

PSPのような画質も

あなたはなにも持っていなかった。

けれど僕にとってあなたは、そのどの機種にも劣らない名機です。

もうとっくのとうに生産も終了しているし、SEGAに問い合わせても修理はしてくれないでしょう。

もしかしたら博物館にあなたの兄弟が展示されているかも知れません。

でも、こんなに長い間僕と遊んでくれてありがとうございます。

ゲームの楽しさを教えてくれてありがとうございます。

仲間と対戦したり協力したりする楽しさを教えてくれてありがとうございます。

さようなら。セガ・サターン。

平成22年12月30日          舞鳴孤湖


追伸

久しぶりの更新でてっきり年末年始関連かと思った読者の方。申し訳ない。

しかしどうしても彼の事を書きたくて、衝動的に書いてしまった。

たかがゲーム機に弔辞など馬鹿馬鹿しいと思って頂いても別に良い。

しかし、散々お世話になったのだから、自分なりにきっちりと別れの言葉を残したかったのである。

明日には今年最後の更新をするので、それまでの間、少しだけ、お目汚し願いたい。

今日の夜の事である。

ちょっとした用事を片付けるために電車に久しぶりに乗った。

揺られること30分・・・と書けば非常に易い道のりだろうと思うだろう。

しかしこの30分は、うちにとっては地獄であった。

その地獄の様をお話しよう。

まず大前提として、うちは、電車に乗るときはいつも痴漢に間違われないように気をつけている。

ただでさえ挙動不審+格好が不審者なので、疑われたら最後、とりあえず刑務所で過ごすことになりかねない。

よってこの日もシモ・ヘイヘのような格好で電車に乗り込んだ。

運悪く帰宅ラッシュにぶちあたり、すし詰め状態の車内。

両手でつり革につかまりながら暫く待っていると、次から次へと人が乗り込んでいく。

そして気がつくとうちは四方を女性に囲まれていた。

前方にはショートボブの大学生と見られる女性。

右側にはうちの肩に届くか届かないかくらいの身長の女性。

左側には同じくらいの身長の女子高生。

後方には20代半ば程のOL風の女性。

しかも全員本や携帯に熱中していて誰一人掴まろうとしないのだ。

これはピンチと悟ったうちは、自分の二の腕に顔をうずめ、前方の女性に息がかからないようにしてから全員の足の位置を確認。その後限界まで体をそれぞれの女性から離し、爪先立ちになった。

そうしてなんとか全員との接触を免れたが、本当の地獄はこれからである。

列車が動き出すと、当然揺れる。

乗車率200%の通勤快速なら遠心力で一層揺れる。

しかも4人の女性は掴まっていない。

理解していただけるだろうか?

この極限状態。

こう見えてもうちは英国紳士もかくやと言われる程の変態紳士である。

出来るだけすべての女性に紳士的に振舞おうとした結果、限界まで背伸びすることになり、窓際のサラリーマンの男性と目が合った。

こちらの状況を人目で理解したのか、そのサラリーマンの男性の

哀れむような目つきは、忘れられない。

そして三十分後、うちは目的の駅の地を踏み、散っていった英霊達の拍手によって迎えられた。

正確に言うと酸欠になり倒れた所を車掌さんに助け起こされた。


P,S

シモ・ヘイヘ=第二次世界大戦時に活躍し、「白い悪魔」と恐れられた名スナイパー。フードを被りポケットに手を突っ込んだ写真が有名。

両手でつり革に掴まる=どこかの雑誌に書いてあった痴漢に間違われないための予防線の一つ。

前方には~・・・=ちなみに右側の女性はタイプだった。(決してロリコンではない。)

息がかからないように・・・=息を掛けられただけで「痴漢」となるケースもあったらしい。

紳士=ギャグ漫画日和のキャラクタークマ吉のセリフ「僕は変態じゃないよ。仮に変態だったとしても、変態という名の紳士だよ。」より生まれたネットスラング。変態の意。

酸欠になり・・・=通勤快速や特急など長い間換気がされない電車の場合、偶に酸欠になる人が出てくる。以前小田急線で救急車で運ばれる人が出た程なので、注意が必要。